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日本レガシー選手権2024春に鑑識の利器師パラドックスコンボで挑む

今回はプレイヤーズコンベンション愛知2024のサイドイベント、日本レガシー選手権にコンボデッキで挑戦しましたので、そのレポートを書きました。
6年ぶりのコンボデッキでまだ完全には程遠い出来ですが、よろしくお願いします。

デッキ作成の経緯

鑑識の利器師を使いたい

いつもの通り、親和を使って遊んでいたミッキー。

カルロフ邸殺人事件のプレビューを見ていたらアーティファクトデッキで使えそうなカードが何枚かありました。
《謎めいた外套》や《煌く機械ドレイク》はアーティファクトデッキで使えますし、《謎めいた外套》はある程度の結果を出していました。
実は私がカルロフ邸殺人事件で最も注目していたカードは別のカードでした。

それが《鑑識の利器師》です。

《玄武岩のモノリス》と2枚で無限マナになる分かりやすいコンボカードでありつつ、手掛かり・トークン生成でアドバンテージも獲得できるかなり万能感あるクリーチャーです。
これを見てからずっと使いたかったのでとりあえず持っているカードで組んでみました。

1人回ししてもわかる絶対弱い感。
3マナのカードと3マナのカード+2マナ+何かのコンボは流石に弱い。
単体でも使えると言ってもレガシーでは並の性能。
こんなのでレガシー勝てるほど甘くない。しかし、デッキビルダーとしては《鑑識の利器師》を使って勝ちたいと思っていました。
それから色々考えて、必要なカードが出てきました。
それは《厳かなモノリス》、《裏切り者の都》です。

やはりMTGは足回りが強いと普通ではあり得ない動きが可能です。
《厳かなモノリス》は2マナ土地からプレイすることで次のターン最大6マナも出すことができます。
さらに、《多用途の鍵》、《通電式キー》と合わせると1ターン目に4マナを出して《一つの指輪》もプレイできます。
《裏切り者の都》は《古えの墳墓》と合わせると、2ターン目に4マナを出して《一つの指輪》もプレイできます。

《鑑識の利器師》を活躍させるには、これらが必要でした。
しかしどちらも高額カード。自身の生活やMTG以外のことにもリソースを割かなければいけない一般人なので、バッと買えるものではありませんでした。

統率者用に持っていた1枚と特別賞与で3枚購入で4枚揃えることができました。
流石に《裏切り者の都》は買うことができなかった、、、

とりあえず《厳かなモノリス》だけでもギリギリデッキになりそうだったので、真面目に構築に取り組むことにしました。

デッキリスト

現状の私は《裏切り者の都》を持っていないので、最高のマナベースとは言い難いのですが、今の自分にできるマナベースを作りました。(《裏切り者の都》欲しいです)

《湖に潜むもの、エムリー》、《一つの指輪》、《神秘の炉》の膨大なリソースを稼ぎつつコンボパーツになるカードと、それらと相性のいい《パラドックス装置》を投入。
《鑑識の利器師》ともそれぞれシナジーがあり、デッキ全体のパワーを上げています。

2枚コンボとマストカウンターのカードばかりで構築し、「相手に全部捌かれなければいい」の精神でプレイしていきます。

対戦結果

WUR Control ○×○
《覆いを裂く者、ナーセット》がめっちゃ刺さって《一つの指輪》が使えなくなってしまう状態になりピンチに。
《鑑識の利器師》と《玄武岩のモノリス》の無限マナと《神秘の炉》のドロー以外のリソース、サイドの《残響する真実》で乗り越えて勝利。

RUG SnT ××
2t《実物提示教育》からの《偉大なる統一者、アトラクサ》や《全知》になす術なく敗北。

UB Scam ○××
1ゲーム目は一方的なリソース差をつけて圧倒するも、2ゲーム目は《無のロッド》+クロック、3ゲーム目はハンデス、リアニメイト、カウンターを乗り越えられずに敗北。

BR Reanimate ○○
久しぶりの青無しのリアニメイト。ハンデスが大量に飛んでくるも、《湖に潜むもの、エムリー》や《一つの指輪》でリソースが上回り、コンボ成立で勝利。

Mono Red Prison ○×○
《ゴブリンの熟練煽動者》を最速プレイされて3、4キルが約束されてしまうので全力でコンボを揃えていくゲームを3ゲーム強いられる。
1ゲーム目はこちらの3キル、2ゲーム目は相手が《砕骨の巨人》で《一つの指輪》を乗り越えて4キル、3ゲーム目はこちらの3キル。

Cephalid Breakfast ○××
相手の《空を放浪するもの、ヨーリオン》公開でコントールorデス&タックス読みでキープしたら相手の《ウルザの物語》スタートでセファリッドブレックファースト確定。
1ゲーム目はこちらの《大いなる創造者、カーン》で《手甲》を封じつつコンボ成立。
2ゲーム目は《石鍛冶の神秘家》にボコボコにされる。
3ゲーム目は相手のコンボ成立でクリーチャー3体+《陰謀団式療法》の早期切削で《外科的摘出》を抜かれて敗北。

RUG Delver ×○○
1ゲームは《罠の橋》で引きこもり+十分なマナで数ターン耐えるが、そこまでに詰められたライフを《稲妻》2枚に辿り着かれライフがなくなる。
2、3ゲーム目は相手の防御をこちらが乗り越えてコンボ成立して勝利。

GW Depth ××
1ゲーム目は3tマリッドレイジされて負け。
2ゲーム目は《ウルザの物語》トークン1体+《上天の呪文爆弾》で殴り勝てそうな場面だが、相手もコンボ成立直前。《罠の橋》で引きこもるプランがちらつく。殴り勝てると思いそのままターンを渡すが、《Legolas's Quick Reflexes》で乗り越えられて敗北。

反省

構築面では、本末転倒ですが、《鑑識の利器師》を使うというコンセプトがデッキのバランスを崩していたと思います。
《鑑識の利器師》+《玄武岩のモノリス》が他のカードとシナジーはあるものの、効果に対して3マナが非常に重く感じました。
デッキ全体が重くなり、青いデッキと高速コンボ相手に不自由になっていたので、マナベースの改善or《鑑識の利器師》を切らないといけないと思いました。

サイドボードもあまり良くなく、高速コンボに入れるカードがないこと、outするカードの選定が不完全であったことで、デッキパワーを下げてしまっていたかもしれません。
ここはちゃんと事前に検討をしていくべきでした。

あとがき

今回のトーナメントは4-4でプライズ圏外という結果になり悔しい結果に終わってしまいました。
デッキ自体は楽しいと思えるデッキなので、しばらく使い続けていきたいし、これで結果を残したいと思っています。(また親和を使うことも全然あります)

ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回の大型イベントは8月のBMOレガシーに挑戦しようと思います。

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