昭和の自動販売機
小学生の時(昭和54年くらい)、少年チャンピオンを毎週買ってた。
大好きな、マカロニほうれん荘が載ってたから。
そうじ君は可愛かったし、キンドーさんは頼りがいあったし、トシちゃんはかっこよかった。
毎週、扉のページが無関係な女性のヌードとかで、アートだった。
他にも、ドカベンとか750ライダーとかエコエコアザラクとか、ゆうひが丘の総理大臣、月とスッポン、らんぽうとか面白い漫画がいっぱい載ってました。ブラックジャックも面白かった。毎週、手塚治虫の新作を読めたんだね。すごいな。
だけど、私がこのチャンピオンをどこで買っていたかってのが問題なのよ。
本屋じゃないのさ。
なんと、自動販売機だよ。
しかも、昭和の自動販売機だからね。
お察しの通り、ヤバい自販機なのよ。
私が買う昼間は、一番下のチャンピオンしか見えない。
あとは、なんか銀色に光ってて何にも見えないのさ。
だけど、夜のとばりが降りてくると、輝きだす。
たぶん、エロ本でしょう?
夜は、でかけないからマジで見たことは無い。
でも、そうだと思うよ。
この自販機がどこにあったかというと、隣の家。
私がいつもつるんでた犬の家よ。
小学生の女の子が、エロ本自販機でおこづかいで本を買ってても誰も気にしない。そういう時代だったね。
ほんと?そういう時代?
同世代のみんな、そんな思い出ありますか?