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ボクがVRでジャンプする理由

ワールド探索に関係あるのかと言われれば、そんなことはない短い文を、一つ書きまひた✨

ボクはよくVRChatというプラットフォームで遊んでいる。VRChatにはユーザーがVR空間、"ワールド"をアップロードできる機能がある。その空間の中でおしゃべりしたり、ゲームをしたり、ライブをしたり、Clubがあったり寝たり…グラデーションはあるにせよ生活している人がいる。

そのVRChatのワールドの中でジャンプができるかどうか、これがボクのVR生活において重要な要素になっている。

VRChatにおけるジャンプは3通りあると思っている。(まだあるかも)
一つ目が物理側にある身体を重力に抗いながら地球と反対方向に動かすもの
二つ目がコントローラーにる入力によるもの
三つ目がワールドのギミックによるもの

この記事では二つ目のコントローラーの入力によるものを扱っていきたい。

また、ボクがVRChatで移動する時はHOLOPORT(3P Locomotion)を切っている。(コントローラーの入力と共に視界が動く)

VRの中でジャンプができるとボクは嬉しい。逆にジャンプができないとボクは苦しい。
VRChatの中で移動する時、コントローラーの入力によって移動しながらジャンプをしつつ移動している。
これが落ち着く移動方法で、逆にジャンプできないとなぜか息苦しい。

このことを時折考える。なんでなのかなと。

それは、自分の身体性の確認と実存の保護を行いたいのかもしれない。

現状の普通の人が手に入れられるVR機器では、視覚聴覚、そして少しばかりの触覚のもと、VRを体験していると思う。

VRChatでは自身の身体として、いわゆる"アバター"を身に纏い、VR上で空間と人とコミュニケーションを取る。

その時、ボク自身は不安になることがある。本当にボクはここにいるのかなと。
目の前にある景色、目の前にいる人、ここにいる自分。その全てが不確かに感じる時がある。これは、それらを認識する自分の存在が不確かなこともあり、起きることだと思う。
ジャンプする、という行為は自分をその世界につなぎとめておく行為になる。自分の身体が重力に逆らってY軸方向に運動し、そして落ちる。これによってある種の世界とコミュニケーションがとれ、自分の位置を把握する手助けになる。

これが理由だと今は思っている。

この理由、個人的には少し悲しいなと思っている。何故かというと自分を確かめる手段のために、空間に対して重力を使っている点だ。
VRは世界に対して選択肢を広げるものだと思っている。でも、現状世界に自分を繋ぎ止めてくれるのは物質側の身体と同じ重力だ。
これが悲しい。まだ自分はそちら側には行けてないんだと自覚させられる。
自身の身体性の緩やかな拡張により、新たな世界を見る目を手に入れることができ、自分の存在と他の存在をより確かなものとして感じる選択肢が増えることを願っている。

おわり✨

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