【夢日記】朝のひと時と実態20220520
◆1
宿前が集合場所だったはずだが、Iはまだ来ていないようだった。すぐ左横では他チームが今回のチケットの認証方法について文句を言っている。各チケットに割り当てられた“秘密の質問”の内容が、あまりにもオタク特化だというのだ。彼らの質問はアニメ関連だったらしいが、詳しくは聞き取れなかった。
角のカフェのテラス席にIが座っているのが見える。一緒にいる女性にはい覚えがない。邪魔しては悪い気がして、近くの靴屋へ向かう。かかとのアッパー部分が破れ、中身のプラスチックが触れるほどボロボロになっているのだ。
店内にはJの話し声が聞こえる。おかしい。完璧な日本語だ。彼女は英語話者であったはず。
◆2
「休憩はここまで。撮影の準備をしよう。先に手を洗ってこいよ」
Kの声が事務所内に響いた。みんながいそいそと準備を始める。Dを手伝い社内の寝転がりスペースに布を被せていると、遅れて出社したGが口を開いた。
「俺の寝るとこねぇじゃん」
社屋に隣接するガソリンスタンド跡地には、関係者が多数集まっていた。隣の動画編集担当は先輩で、携帯でショートムービーを観せてくれた。それは今朝撮影したダンスもので、スキマ時間で作ったと言うがあまりにも早業。話しはそのまま自分の自己紹介ページ作成へと移ったものの、知らない専門用語が多すぎて全然理解できなかった。
他の知人にも話しかける。Tは身長2m色黒刺青マッチョになっていた。Rはなにかと嫌味ったらしい言い方をするようになっており、Hは今回の応募用作品の撮影に数日費やした結果、就活に影響がでそうだと笑っていた。
会社からNが現れ、全体体操の指揮を執る。体操は変則的でふざけている動きばかりだったが、Nの目は始終開かれ全員を睨みつけていた。恐ろしい目つきだった。
(終わり)
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