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引きこもりのときに思ったこと・考えたこと

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引きこもり・無職のときに書いた文章をまとめています。 不安、後ろめたさ、虚しさなどを吐き出したものも、前に進もうと頑張る様子が見られるものもあります。
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【散文】外に出ると

外に出ると 世界は 本当はもっと広かったのだと気付く 部屋から見るのは 額縁のなかの景色 外に出ると 見切れた先にも 景色はあるのだと気付く 外に出ると  展望デッキから見渡すような パノラマ写真を撮ったような 360度の世界 その真ん中に 自分が立っている 自分の部屋ですら その中に存在していたことにも 気付く 引きこもりのわたしが少しずつ外に出るようになり、最近になって気付いたことを書きました。 外の世界は思いのほか広くて、景色も思いのほか綺麗だという

1年ぶりに「時間」を取り戻した

今回は、スケジュール帳を探す過程で「1日は24時間である」ことを知った人間の様子を記録してみました。 ・・・「時」という概念を考え始めた最初の人類みたいなことしてます。 書きながら「わたしは何を書いてるんだろう?」と思ったのですが、ここ1年で一番衝撃的な出来事だったので記念に記事にして残すことにしました。 読みに来ていただきありがとうございます(*^^) 「スケジュール帳選び」というイベントが久しぶりに訪れた。 なぜ久しぶりなのかというとずっと無職だったからだ。特別

無職の自分と向き合ってみた

はじめに 読みに来てくださりありがとうございます。(^^) noteを始めて半年ほどになります、ミカと申します。 マンガ『スキップとローファー』の中で大好きなキャラクター・「江頭ミカ」と、好きなアナウンサー・「堀井美香」さんにあやかってこの名前にしました。 今回はタイトル通り、 無職期間を過ごしてきた自分と向き合い、正直な気持ちで書いた文章を投稿します。 自分の嫌なところを見るのは気が進まなかったけれど、やってみたら新たな発見もありました。 22卒、無職です。 現在2

大丈夫になりますように。

1年間という期限付きではあるがこの春から働くことになった。 大学卒業後1年間無職で過ごしてきた。その大半は家に居たのだが、途中職業訓練に通ってみたりした。それに関する資格もとってみたりした。自信が1ポイントくらい増えた。(全部で100ポイント。道のり遠し。) でも結局働くことが出来なかった。理由を挙げると、 ・社会に出ることに対する圧倒的な不安感に支配されていた ・過去のアルバイト経験によって自信がほぼ消失していた ・失敗することで自分がどうなってしまうのか怖かった こ

辞めたくなったとき

今までを振り返って気付いたこと わたしは もう少しで出来そうなところまで来て 辞めてしまうらしい 勉強も習い事もアルバイトも  もう少しやっていけば 違う場所にたどり着けたかも そんな感覚がいつもある もう少しの見極めって難しい 5か月目に入っても業務内容を覚えきれず 同僚に迷惑をかけまくっていたアルバイト 本当は自分でそう思い込んで追い詰めていただけかもしれないけど 辞めたいと伝えたとき 店長に「もう少しだと思うんだけどね」 と言われた 今思えば もう少しで出来る

藤井風さんの「grace」という曲中に出てくる「あたしに会えて良かった やっと自由になった」という歌詞。自分に対してそう思える日が来るだろうか。風さんが眩しく感じるのは、自分の生活を充実させることが出来ていないからだろう。早く自由になりたいし自由にさせてあげたい。

何もない日も 腹だけは減る

何も出来なかった日も お腹が空く 生理的欲求だから当たり前か 毎日当然のようにお腹が空く 朝起きたら 昼12時を回るころには 夕方になれば 決まって腹が減る プログラムされているかのような単純さに 笑ってしまう 元気がないのに腹だけ減るなんて なんなんだろう。 ウマいウマいと食べ 嬉しい気持ちになる ほこほこする ……面白すぎる ただのハッピー人間じゃないか でも 同時に感じる 食べることへの罪悪感 何も出来ていない自分に対しての呆れ、憤り