令和2年不動産鑑定士試験会計学/出題予想(詳細版)
はじめに
不動産鑑定士試験受験生の皆さん、こんにちは。
税理士兼不動産鑑定士合格者の井上幹康です。
以前Twitterでつぶやきましたが、令和2年不動産鑑定士試験の会計学の出題予想についてもう少し詳しく書いてみようと思います。
出題予想1位
まず、個人的に一番出そうな論点は、ずばり収益認識です。
理由は、収益認識基準が今実務上最もホットなトピックであること。
あとは、試験委員の山田康裕先生が、もろに収益認識を研究されていること。
収益認識基準はまだ強制適用じゃないから出ないのではと思っている方は危ないですね。既に基準は平成30年3月30日に公表されていますし、公認会計士試験の短答でも出始めています。
不動産鑑定士試験の会計学でいきなりガツンと収益認識基準について深堀りして出されるかどうかはわかりませんが、さわり程度の論点(収益認識の5Step)は出ても全然おかしくないでしょう。
個人的には、クラシックな収益認識基準である実現主義から、概念フレームワークで示された投資のリスクからの解放の概念、そして直近の収益認識基準での履行義務の充足の概念をしっかり紐づけて(関連づけて)理解できていることが重要だと思っています。
一応、この辺りは、既に販売中のレジュメやオリジナル答練でまとめていますので、気になる方は是非こちらもどうぞ。
出題予想2位
2位以降の出題予想は難しいです。
個人的には、資産除去債務、リース会計が怪しい気はしています。
資産除去債務は、割引計算するあたりが特徴的で、簿記の試験じゃないので仕訳問題は出ないでしょうが、計算問題としても出しやすいかなと思います。
リース会計もオペレーティング・リース取引をオンバランスする方向で基準が改正される予定なので実務的には注目な論点ですね。
こちらも、レジュメ販売中なので、気になる方はどうぞ。
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。