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「東京のホテルで、表彰式があるの。膝が痛くて装具をつけてて、普段そんなに歩かないようにしているし、行くのをためらってたけど娘がね、行ったらいいよと言ってくれてね。」とお嬢さんと一緒にご来店下さったのは80代のMさん。お習字を三十年も続けてこられ、素敵なことにとってもいい賞を頂いたんだそうです。その表彰式に出席されます。素晴らしいですね!

その時に履いていく靴が欲しいというご相談です。Mさんは杖を使用しておられました。フォーマルな席に出るのに、今持っておられる靴に不安を感じておられること。現地までは新幹線など電車を利用するため、普段以上に歩かなくてはならないことも心配の一つだということがお話をしていて感じ取られました。

杖を突かないで表彰台に上がりたい

フォーマルな靴と歩いて安心な靴は全く違う作りです。使用目的が違うので二つを同時に一つの靴で賄うのは不可能に近いです。(履き替える方法がベストですね。)中間どころの靴を選ぶという方法もあります。でもMさんは機能的な靴で式典にも参加することを決められました。「表彰式で、しっかり階段をあがって杖なんてつかないで、賞状を頂きたいわ私。だからこれにする!これなら安心!」Mさんの潔いというか、賢いというか、本当に一番大切なことは何かを大事にした選択に、心動かされました!


礼を尽くすということは見た目だけのことではない

見た目ではなくて心のうちから湧き出る、心のうちから礼を尽くすというのはこういうことではないかと感じたのです。Mさんのこの言葉にたくさんの学びがあると思います。

凛として表彰台に上がられたなら、Mさん自身も晴れやかな気持ちに違いないし、ご覧になっている皆さんにもMさんがより一層輝いて見えるのではないかと思います。

靴と体、そして心ってつながってますね。足元がしっかりしているとなんだか元気になれるし、よしやるぞ!って気持ちになるから不思議です。お見立てした靴を履いてお店の中を歩いているとき「杖なしで歩ける!うふふっ」と本当に素敵な笑顔でおっしゃったMさんに私たちが元気を頂きました!

30年ずっと習字を続けてこられ、今までで一番すごい賞を頂いたMさんは今月の中頃に東京のホテルで三喜屋の靴、この靴で表彰台に上がられます。私たちもなんだか誇らしい気持ちです。有難うございます!

貴方にとってのシアワセノクツをお見立てしたい

Mさんを東京へ安心していかせられるようにと連れてきてくださったお嬢さんは、三喜屋のお客様でした。「このサンダルでパリに行ってきたの。すっごく良かった!」

こんな言葉を頂けるとき、三喜屋はやっててよかった~~~~って気持ちになります。お客様と一緒に素敵な場所に連れてってもらってる三喜屋の靴たちは幸せ者です!

晴れやかな舞台に立つと気の靴、ここぞというときの靴、素敵な場所へ連れて行ってくれる靴。毎日頑張るための靴。色んな靴がある。

貴方のシアワセノクツをお見立てさせてくださいね!


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