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生きるのに最低必要な四つの物質

以前ブログで書いたものをのせています。
物価高騰などで難しい箇所もあるなぁ、と思いつつ
こちらにのせています。お許しください。

かなり真面目に書いていますので長いです。

今回は大まかに未来の有事に備えることについて書いていきます。

近年においてさまざまな変化がありました。

パンデミックや戦争、一部の地域では食糧飢饉もじわじわと始まっているのでしょうか。

最近のアメリカでは赤ちゃん用粉ミルクが不足していると耳にしています。知り合いや友人家族が向こうにいるので心配です。

有事といえば、自然災害、戦争、食糧飢饉、失業、減給、etc……。これらはいつ来るか分かりません。そう言った時のために備えようというのが今回の記事です。

生きて行くのに必要なもの4つ

ソローは……人が本当に必要とするのは、食物、衣服、家、燃料の4つであると結論づけました。

「簡素に行わせなさい」L・トム・ペリー


では実際にどのような備えをすることができるでしょうか?

何が起こるかわからないこの先の時代、想像出来ない事態には備えられません。備える時は常に最悪を想像しましょう。
その中には自分が災害弱者(負傷)になったり、命を失うことも含めて(残された家族の為にも)備えておくと大体のことには備えられるでしょう。

家庭貯蔵
 先ほどもご紹介したように、人が生きるのに必要最低限のものの紹介です。人によって必要になるものは異なります。下の文章を読みながら思いついた物や、追加するべきだと思うものをメモしながら「自分に合った貯蔵」をすることをお勧めします。

また最低で3ヶ月分の食糧貯蔵をすると良いとされていますが、どの季節に起きてどのくらいで復旧するか予測がつかないのが有事です。最悪に最悪を想像した観点から、私は少なくとも一年分の貯蔵をすることをお勧めします。

食糧:主食、復職、調味料、そして甘味。

食糧は命を存続するために必ず必要になります。栄養を定期的に摂らずに生きていられる人などいません。また平時であれ有事であれ、正常に人として活動するためにも、食はとても大切な役割と果たしているのです。
言い換えれば、飢えは人の判断力や選択肢を狭め、時には犯罪につながるような行為すらさせてしまう恐ろしいものです。なので食べられるものの確保は、平和な時に何よりも優先してするべきと言えましょう。

普段から食べているものを貯蔵することによって、ローリングストックできるようにすると貯蔵が楽になります。
逆に食べ慣れていないものを貯蔵すると有事の時に食べる気がしなかったり、お子さんによっては全く食べてくれないなどで非常に困ったことになります。また貯蔵する場所を消費期限の年ごとにケースでまとめておくことで使いやすく出来ますね。

乾物(ワカメなどの海藻類やドライフルーツ)など軽量で場所を取らないものなども、いざという時に取りにくい栄養を取るのに重宝します。フルーツを薄く切って乾燥させておけば、不足したビタミンを補うのにも役立つでしょう。

味が気に入っている栄養補助食品や、特定の栄養が摂れるグミやチョコレートなども貯蔵に加えると良いですね。袋を開けるだけで食べられるもの(コーンフレークやシリアル)などは気軽に食べられることから重宝します。
平時に気軽に食べられるものは、有事にも貯蔵しておけば苦労なく食べられるのです。

赤ちゃんがいるご家庭は粉ミルクや液体ミルクなどの備えがあると精神的に少しホッとしますね。母親が精神的に不安定になったり、栄養が足りなくてなって母乳が出なくなることもあります。

また紙オムツを多めに購入することや、使用済みオムツの悪臭を抑えるビニール袋なども備えておくとトラブルを避けられることでしょう。備えてかわいい我が子を守りましょう。


水:飲料水、生活用水

水は命を循環するのに必要なものです。一人の人間が一日に最低必要な飲料水の量は、(体重×35ml)の計算で大体算出することができます。

大事なことなのでもう一度言いますが、これは最低必要な飲料水の量です。

年齢や気候などにより左右されますが、人は水を一滴も飲まずに生きられるのは三日とされています。それ以上は命を落とす可能性が跳ね上がるのです。
ペットボトルの水を貯蔵したり、浄水器、浄水機能のついたストローなどを購入することで可能になるでしょう。

 飲料水を長期的に保存したい場合は、水道水を溜め置き、殺菌剤(二酸化塩素、もしくはオゾンプラス次亜塩素酸ナトリウム)などを用意するといいでしょう。

 生活用水の貯蔵も大切です。衣類を綺麗に洗ったり、トイレを流したり、煮沸して体を拭うのにも使えます。お風呂の水をすぐに流さず溜めて置いたり、庭に雨水タンクを置いたり。飲み終わったペットボトルに蛇口の水を溜めて置いておくなど、さまざまな工夫ができますね。


燃料: ガス、電気、ガソリン、灯油、etc……。

 燃料も重要です。煮炊きしたり、暗闇を照らしたり、暖を取ったり。時には暗闇で気づいてもらうための目印ともなります。水を煮沸するのにも必要となりますので備えましょう。
我が家の場合はカセットガスや乾電池の備蓄が挙げられるでしょうか。それでもまだまだ十分に行き届いていない領域です。
車のガソリンはなるべく満タンにしておき、減ったらすぐに給油しています。


日用品: 紙類、衛生用品、医療品、医薬品、雑貨、種類など。

今回のパンデミックで印象に残ったのは、トイレットペーパーが店頭からなくなるという事件でした。場所によってはは生理用品なども消えた地域があったとか。目から鱗で備えるべきものは食べ物や水だけではなかったのだ、とつくづく思ったものです。それではこまごまと書いていきます。

 紙類は主にトイレットペーパー、新聞紙、できればティッシュやキッチンペーパーなどですね。ないと色々と不便なことがあるでしょう。

 衛生用品は医薬品、マスク、救急セット、紙オムツ(大人もあると便利な時あります)、生理用品、消毒用アルコール、簡易トイレなど。家族の必要に適応したものを選ぶのがポイントです。どれも家族の人数分、必要な分より少し多めに貯蔵しておくと良いでしょう。

 それから衣類ですが、着替えと着替え用ポンチョなどが非常用持ち出し袋に入っていると便利です汗をかいたり、濡れた時に着替えられるのは有り難いです。

 災害時の衣類を選ぶポイントですが、乾きやすくて布地の多いものを選ぶことをお勧めします。何かの破片で肌を傷つけたりすることを減らすためです。あと靴は寝室に家族の靴を一足ずつ用意しておくと何かあった時にすぐに逃げられます。あとは簡易毛布やアルミシートなど寒さを防げるものがあると助かります。

種は、本当に備えの最たるだと思っています。物流が途絶えたり何も購入できなくなった時に植えて自給自足するために必要なのです。

前述した食糧貯蔵もいずれは尽きる。そんな時がきそうな時に、種と植える場所があれば自分で食べ物を生産できるのです。もちろん無事に育てられてもそれを見ず知らずの人が攫ってしまうこともあります。それでも食べ物を生産できるのと、何もなしにただ空腹に耐えかねて隣人の所有物を奪い取って犯罪者になってしまうよりは良いです。
最悪マグカップやペットボトルくらいの器でも土と種と太陽と水さえあれば植物は芽吹きます。栽培した植物からもまた種が取れるので試しに家庭菜園をやってみて損はないと思います。
芽吹きや成長が早い品種(かぶ、小松菜、チンゲンサイなど)を早いうちに探して選んでおきましょう。

住居を整える

川や海が近かったり、土砂崩れの恐れがある地域などはそれぞれ対策を練ることが必要です。人によっては賃貸でより安全な場所を選んで引越すことができる人もいらっしゃると思います。

しかし簡単に引越しなどできるものでもないのです。ハザードマップを見て自分の住んでいる地域を調べてみましょう。国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトもありますので確認してみてください。
人によってはライフジャケットを購入したり、家の基礎を強化したり。さまざまな工夫と知恵を絞って災害に備えましょう。

家の中に割れる、倒れる、壊れる要素はありませんか? 窓ガラスには飛散防止フィルムを貼ったり、額縁のガラスをプラスチックの板に変えることが出来ます。

我が家にも背の高い食器棚や本棚があります。天井から突っ張り棒で支えているのですが、これらは地震の時にその家具が倒れるのをわずかに遅らせるだけで結局倒れてきます。下敷きになったらひとたまりもないので、近いうちに壁に固定する予定です。

最後に

普段は楽観的に生きて悲観的に備えるくらいが精神的にちょうど良いです。充分に貯蔵する場所がなかった私は着ていない洋服や、読まなくなった本やいらないものを手放しました。その空いたスペースを貯蔵場所にあてたりと、意外とどうにかなりました。

色々と書きましたが、これらは有事のための備えです。その有事は誰の身に降りかかるかわからないという危険性が常に万人の上にあります。

どうか、そんな危機から一人でも多くの人が
「備えていてよかった」と
胸を撫で下ろす幸いにあずかれますように。

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