神戸は動物と洋食の王国だった
神戸どうぶつ王国。
その名前を知ったのは、日本中がコロナ禍で行動自粛していた2022年だった。
コツメカワウソが好きすぎて、東京・池袋のサンシャイン水族館の年間パスポートを過去持っていた位コツメ好きとしては、見逃せない施設。
けれど、行動自粛のご時世で、なかなか訪れることができず気づけば2年経過していた。
そんな折、行動制限も緩和され、夫の徳島の実家へ5年ぶりに帰省することになった。
徳島へ帰るついでに、神戸も行けるのでは?
と思って、色々詰込み日程を立て、やっと訪問。
神戸どうぶつ王国はコツメカワウソの生態を観察できるオッターサンクチュアリ目当て。
日本最大のコツメカワウソ公開施設と公式サイトに書いてったので、期待が高まり胸踊る。
電車で訪れる場合は、ポートライナー往復と動物園入園券のセットがお得らしい。
ポートライナーと神戸新交通ポートアイランド線は同じなの!?
と土地勘ない私は調べてみた。
同じらしい。
つまり、通常入園券の料金でポートライナー往復乗車券(大人往復580円)がついてくるのでポートライナー料金分お得!
姫路城で2時間観光した後なので、どうぶつ王国に使える時間は1時間半!
気合入れていざ出陣!
実に奥が深い神戸どうぶつ王国
最寄り駅の計算センターは、研究施設ビルが立ち並ぶ殺風景さで、本当にここに動物園があるのか不安になる。
なんか小さそうだし。
ところが、中に入るとかなり奥に広く、熱帯のような植物溢れる空間が広がっていて
動物の種類も多いのにびっくり。
砂漠の天使スナネコとか
マヌルネコとか
アメリカバクの赤ちゃんとか
カピバラさんとか
レッサーパンダとか
オッターサンクチュアリはコツメ天国
さらに、お目当てのコツメカワウソ「オッターサンクチュアリ」は、素晴らしすぎて2回入ってしまった。
オッターサンクチュアリはコツメカワウソが野生で暮らす環境に限りなく近い環境で展示している施設。
自然の生態に近い環境にいるコツメカワウソの生きの良さは、私がこれまで見てきた中でも最高レベル。
タイミング良く、「オッタートーク」という飼育員さんによるコツメカワウソの生態などの解説が始まるので聞いてみた。
コツメカワウソはカワウソの中でも一番身体が小さく、水掻きが小さい。
その反面、指を器用に使って物をつかめるので、食べ物を食べるときは指を使って食べる、というのをエサをあげながら解説してくれて、実に分かりやすい‼️
最近コツメカワウソの可愛さ人気でペット需要が増えたため、密輸や乱獲で個体数が少なくなったとの事。
しかもコツメカワウソは群れで行動する動物である上、広い場所で泳げないストレスをも与えるのでペットとして一頭で買うのは向いていないのだそう。
確かに、オッターサンクチュアリのコツメカワウソは群れで常に動いていた!
コツメカワウソの自然な野性味溢れる姿を見たり、コツメカワウソの生態について知ることができたりと、コツメ好きにとってはまさに「サンクチュアリ(聖域)」でした。
素晴らしき洋食王国・神戸
神戸と言えば神戸牛や洋食が有名。
神戸牛は以前神戸に来たときに食べたことあったので、今回は洋食を頂くことにした。
予約したお店は「グリル末松」
食べログ評価3.7の超すごいお店。
ランチタイムは長蛇の列らしい。
1月半ばに予約電話したら2月の予約は1月31日と言われたので、1/31のランチタイムラストオーダー後の時間に予約し、無事予約ゲット♪
予約必須の洋食名店「グリル末松」
予約なしで訪れて満席だったら悔しさのあまり荒ぶる自分の姿が目に見えているので、確実に押さえて正解だった。
お店の入り口に「今日は予約で満席」の貼り紙があったのだ。
入口で予約した旨告げると、二階席に案内された。
二階席に上る階段は、かなりの急勾配。
昼間に訪れた姫路城といい勝負だ。
この急な階段をお皿や料理を持って登り降りする店員さんには、尊敬しかない。
通された部屋は、まるで知り合いのお宅の和室のような空間。
洋食屋さんと和室のギャップ感が、また良い。
選ぶのに迷う魅力的なメニュー
メニューを見ると、どれも魅力的な品ばかりで悩むラインナップ。
悩んだ挙げ句、決めたのがこちら。
洋食屋さんのハムサラダ
神戸ポークのおつまみ豚トロ
ビーフカツレツ
タンシチュー
これが、どれも、ソースも料理も悶絶するほど旨かったのである‼️
洋食屋さんのハムサラダ
最初にテーブルに運ばれた一品。
そのハムの分厚さに度肝抜かれたのを皮切りに、ポテサラのシルキーな滑らかさに時折じゃが芋ほくほく感、生野菜のしゃきしゃき感の食感の違いが、それぞれの旨さを引き立てる。
さらに。
レタスにちょっとつけてみたマヨネーズが、とんでもなく旨いのだ‼️
マヨネーズよりさっぱりしていて酸味が程よく効いており、フレンチドレッシングとマヨネーズのいいとこ取りな味。
実は私、マヨ若干苦手なのだけど、このマヨネーズはそれだけ舐めていたい程、旨い。
神戸ポークのおつまみ豚トロ
柔らかい冷製の薄切り豚トロの脂の甘味と、コチュジャン&胡麻油の風味が絡み合うと、ビールが進む悪魔的美味しさ
ビーフカツレツ
洋食といえばこれでしょ!という王道なだけに、クオリティの差が出るメニュー。
グリル末松さんのビーフカツレツは、衣の厚さ・肉への加熱度合い・デミグラスソース、どれをとっても素晴らしすぎて、「洋食屋さんの本気」を舌で感じ、「参りました!」と降参。
タンシチュー
ビーフカツレツで降参した後に登場したので、それを越えるものは、なかなか無いよねと思っていた。
が、しかし。
これが、タン?!
こんなタン、初めて!!
タンシチューと言うよりタンステーキと表現した方が適切なのでは?と思われる厚さと大きさ。なのにとにかく、めちゃくちゃ柔らかい。
しかも、タンの繊維も、きちんと残っている。
デミグラスソースも、甘ったるいお馴染みのものではなく、お肉の旨味とスパイスのアクセントが絶妙。
評価厳しめな夫が、「明日の夜もここで違うメニュー食べたい」と言うほど、どれも美味しいお料理でした。
神戸に移住したい、、、。
結論
神戸の二大王国決戦は「どうぶつ王国」と「洋食王国」、どちらも甲乙つけがたく引き分け❗
また訪れたら、リピート確実な魅力を知った旅でした。
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