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患者の囲い込みと囲い込まれた患者の行方

あれは脅しに近い発言だったと思う。

先日、通い始めた発達障害と診断してくれた医師に障害者手帳と障害者年金を受給したいと相談をしてみた。
私のこれからしたいことは、障害者手帳を取得し、障害者年金を補助にしてきちんとした仕事に就き、その仕事を無理のない範囲で頑張りながら書き物を沢山していくことだった。
それは今、思っていたような未来にならないことがハッキリしたところだ。

障害者手帳をと取得したいと相談した私に医師は一瞬言いよどみながらこういった。
「うちはディケアをやっているのでまずはできるだけ治療をして出来なければそこから判断して診断書を書きます」
またこうも言った。
「治療方針が納得いかないのなら前の病院に戻って診断書を書いてもらってください」

道理だなぁとその時は納得しかけた。
2月はバイトのシフトを入れているので休めないが、3月はまだフリーであるのでその時に10日ほど休んで医師のいうデイケアという仕組みの中に入ってみようと思うほどに。

けれども昨日、母との電話の中で私の中に怒りとして燻っているのが明らかになったのです。
私は怒っていたのだ。

医師は病のため意思と精神的に弱くなっている患者を自分の病院に抱え込むために、ディケアを作ったのだろう。
確かにある一定層の男性患者さんには非常に有効であるといえる。彼らはやはり周囲との関係が希薄であるために引きこもったり暴力を振るうことで周囲への自分の意思を示したりするからだ。
そういうことであれば毎日ディケアにかよって意思疎通を他者と取っていくような医療は本当に必要であり重要なことだからだ。

だけれども、それは個々の患者のワークライフバランスによって対応を変えて然るべきだと思う。

私は今はバイトができるまでに回復をしているが、今の仕事は体調によって本当の症状ではない嘘をついて休まなければいけなかったりしている。本来の症状の話をしても、そういう契約で入ってはいないので今の契約条件では無効にされるかもしれないのだ。

だからこそ、きちんと自分の症状を話して受け入れてくれる職場でそれに見合うだけのしっかりとした仕事をしつつ働きながら物語を書きたいのだ。

そのために早めに精神障害者保健福祉手帳と精神障害者年金を受けて働きたい。

けれども。
今の病院ではそれが叶わないことがハッキリした。

私はまだ混乱して落ち込んでいる。
ここの悩みから早く抜け出して落ち着いた生活に戻りたい。
じゃなければ、物語が書きたいのに書けない……。

今日2/4は生憎、大型低気圧に引っ張られて本当に体調が悪くなってしまったが。
ディケアに頼らない病院に転院をしなければなと思っている最中だ。
発達障害の診断をしてくれる病院と言って前のクリニックから転院をしたばかりだったが。

思えば、抱え込まれていた患者だった私を放出するにあたって、腹立ち紛れに直ぐに診断書を出さない今の病院に転院をさせたのじゃないかと邪推をしてしまう。

生活保護属性の精神病患者は、そういうクリニックにとっては飯の種だからだ。薬価の高い薬でも出せて支払いの心配もないからだ。医師のわがままだな。

以上のことがわかった所で、私は動く。

ほかの患者さんも自分は医師の食い物にされていないか、おかしな医療をされていないか、自分の考える未来にその医師の治療がきちんと近づけるものかかんがえてみたほうが。いい。

その選択は自分の望む未来への次の足跡になる。

各地をお散歩して歩いでいます 小説家未満 自分の文体をきちんと向き合って作っていこうと思っています。