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GM GYM事務局メンバーの経験は何を得られるのか?

先日、GM GYMの事務局メンバー募集が開始されました。

事務局の募集は今まで上記のように、noteの記事とXでの投稿のみですが、毎度15名以上の方が応募してくださります。そして1期2名、2期2名、3期3名の方と少しずつ事務局メンバーも増えてきました。今回も基本的な条件さえ合えば、全員面談いたしますので気合の応募お願いしゃっす!

この記事では1期では事務局メンバーとして業務を行い、2期ではプロジェクトマネージャーを担当した私が「GM GYMの事務局メンバーになったことで得られたもの」について私なりに伝えたいと思います。

もし、応募を迷っている方は参考にしていただけると幸いです。

最初にお伝えしておきたいのは、事務局での仕事は簡単ではありません。様々な受講生、クライアント本社の方、メンターの方々とやりとりしつつ、スケジュール調整しながら6ヶ月間のプログラムを運営していきます。もし「フルリモートだし、好きな時間に働けそう」というような考えであれば応募をおすすめしません。

ですが、もしあなたが現状、宿泊業界にいて、もしくは宿泊業界に進もうとしていて、

「どのように宿泊業界でキャリアを描けばいいいか分からない」

「ホテルや旅館の運営をもっと学びたいけど、何が必要なのか分からない」

「将来、総支配人や施設責任者になりたいけど道筋が見えない」

など、先行きに不安がありながらも、自ら様々なことを積極的に吸収していきたいと考えている方であればすっごくおすすめします。なぜおすすめするのか?を説明いたしますのでぜひ最後までお読みください。


1.GMに必要な要素を学べる

GM GYMではGMに必要な要素として15個のエレメントを決めています。私たちの言うGMとは「Guiding Manager」のことですが、15の内容に関してはGM GYMが始まる前に運営メンバー全員で内容を決めたものです。

総支配人を長年経験したものや、投資側にいたもの、数多くのホテルを運営している会社の本社メンバーのもの、現在オペレーターとしてサービスの前線にいるものなど複数の視点から必要な要素を決めました。

GMに求められることは数多く、それらを網羅的に学ぼうと思うと書籍だけでは困難です。また、時代背景やプロパティの規模感も様々な中でどのようにして学べばいいのか?と途方に暮れる経験を私自身もしました。

6ヶ月間の講義は対面・オンラインと両方ありますが事務局メンバーは全ての講義にアクセスできます。もちろん、運営をスムーズに行うことが仕事なのですが、これらの情報を得ることは貴重です。

何を学ぶべきか、どういった水準で理解する必要があるかを知るだけでも、目標が明確になり、漠然とした不安が解消されます。

2.総支配人やマネージャーが何に課題を感じ、悩んでいるのかを垣間見える

総支配人やマネージャーはそれぞれの組織のトップでもあり、特に若手のメンバーからすると、ある種近づきにくい存在かもしれません。何を考えて、どのようなことに課題感を持ち、悩みがあるのかなどはあまり分からないことも多いのではないでしょうか。

事務局メンバーになると、講義はもちろん、メンターとの面談にも同席します。この時に会話では普段垣間見ることのない一人の人間としての一面を見ます。変な言い方ですが、私は安心したことがあります。総支配人やマネージャーというのは様々な経験を持つ、歴戦の戦士をイメージしていたからです。

そんな彼ら彼女らも一人の人間として業務や人間関係に悩み、それでも困難に立ち向かう姿を見せてくださります。この、”神格化しない”という考えはGM GYMだけでなく私が旅館で働いている時にも良い影響がありました。

また、自分が困難にぶち当たった時も、「受講生の◯◯さんのように立ち向かわねば、挑戦せねば」と思わせてくれます。

3.メンター陣の近くで多くの気付きを得られる

GM GYMには様々なバックグラウンドを持つ、経験豊富なメンターがいます。

3期からは新たに2名の力強いメンターが加わりました。佐藤大介さんは主にマーケティングの領域の専門性があり、陣内孝也さんはホスピタリティ領域に関して長年、レストランやホテルの現場で実践、指導されてきた方です。そしてお二方とも専門性はありつつも現場のマネージャーとしてチームを率いてきた経験が豊富にあります。

このような、業界の大先輩と仕事を共にするのは従来であれば同じ会社に入り、時間を共にする他ありませんでした。GM GYMは現代だからこそ実現できる協業の形だと思います。

先述しましたが、メンターと受講者との面談の場面で多くのやりとりがあります。その場で、マインド面や具体的な仕事の仕方についてアドバイスがあり、その内容が自分自身の気づきにつながります。例えば私の個人的なメモから例を・・・

・定性と定量の両方で物事を語ることがリーダーは必要

・離職率が高い場合、会社の立場になるよりは新入社員の気持ちで考える

・人が人にエネルギーを与えることを前提にミーティングや朝会を実施する(誰が朝から上司の暗い表情を見たいのかっ!)

・館内のウォークスルーは誰と今日話すか決めておく、話したら名前をメモして偏らないようにして全員とコミュニケーションできるようにする

・会社都合で個人のキャリアプランを作ってはいけない

メンターの方のアドバイスから一部抜粋

などなど、多くの言葉を得ることができます。もちろん受講者の方へのものではありますが自身に応用できることも多く、GMの視座、視点を体感できるような時間でもあります。

4.サービス改善を自らいつでも出来る

GM GYMは完成や正解というものはなく、皆で作っていくプログラムだからこそ常に変化しています。提供している価値に関しては運営メンバーの皆が理解していますが、その価値の提供方法に関しては改善の余地がたくさんあると考えています。

”事務局”と聞くと決まった事務作業を淡々とこなしていくイメージがあるかもしれませんが、GM GYMはサービス改善していただけることを大歓迎しています。その都度、話し合われるのは「我々の目的は何か」「その目的を達成する手段は何が効果的か」ということ。

目的にあっていて、より効果的な内容であれば柔軟に運営方法を変えていく、そんな空気感があります。逆にいうと手段ありき、Howだけが先行している施策やアイデアに関しては「それって目的に沿っているのか?」とフィードバックが返ってくるでしょう。

佐藤大介さんのマーケティングの講義で戦略思考に関する内容がありました。施策を考える、プロジェクトを組み立てる段階で「目的」「目標」「戦略」「戦術」を明文化して自身の思考を整理しつつ、チームの認識を共通のものにしていくことに効果的なのですが、この部分の強度を問われます。

変化があるのは大前提。どのように変化していくかは目的に沿ったものであるべきですし、その改善はメンバーであれば誰でも実行できます。

5.プロジェクトマネジメントを実践しながら学べる

GM GYMは特殊なプログラムだと感じています。フルリモートで、住む場所も働いている会社も違うメンバーが一緒に運営しており、このプロジェクト”だけ”を行っているメンバーはいません。皆それぞれの環境を持ちながら自身の役割を全うしています。

その分、プロジェクトのマネジメントは難易度が上がります。関係者全員のスケジュール調整、日々のコミュニケーション、オンライン・対面での講座準備と実施など複数の制約がありながら、プログラムの質は維持・向上していかねばなりません。この経験は決して楽なものではありませんが、大きな成長に繋がります。

私自身、2期のプロジェクトマネジメント経験が大きな大きな財産になっています。(下の画像は2期終了後に社内で行った勉強会でのポップで楽しいスライドの一部。本当に濃い6ヶ月間だった…)

ここで得た経験は今後のどの仕事においても転用できることです。実践しながらプロジェクトマネジメントの力をつけられます。

6.組織の枠を越えた魅力的な業界の先輩方に出会える

最近改めて思うのは今、宿泊業界はチャンスが多いということです。これだけ人手不足と叫ばれる世の中で、自ら学び、チームを率いるリーダシップを持った人材はどの会社も喉から手が出るほど求められます。そして様々な機会を得ることでさらに好循環になっていく…。

GM GYMの事務局という環境はハードではありますが、その分、学べることも多い。ここで学ぶことは中長期のキャリア形成において良い影響を与えることだと、この約2年の運営で感じています。

さまざまな先輩方、同じ運営メンバーとの出会いで私は「良い業界なんだな」と思えました。こんなに想いを持って日々の仕事に打ち込んでいる人がいる。その事実を知るだけでも私にとっては大きな収穫でした。

「どのように宿泊業界でキャリアを描けばいいいか分からない」

「ホテルや旅館の運営をもっと学びたいけど、何が必要なのか分からない」

「将来、総支配人や施設責任者になりたいけど道筋が見えない」

宿泊業界で働いていて、漠然とした不安を感じている方やどう学んでいけばいいか分からない方は、その気持ちをGM GYMの運営というフィールドにぶつけてみてはいかがでしょうか。

以下のフォームから応募可能です。みなさまからのご応募お待ちしています!



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