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わたしたちはどこまでとけられるのかー3/27から始まる二人展の記録➀ー

この度、3月27日-4月11日三鷹にあるコミュニティブックカフェ「mitakanova」にて、山田珠生さん(以下おたまちゃん)と古川実季(以下私)で二人展をすることになりました!

みきおたま二人展アイキャッチ最新版

展示名は『とけるわたしたち』。
溶ける、解ける、説けるなど、さまざまな意味を持つ”とける”。この言葉に関連する問いに対して、わたしとおたまちゃん、そして2人の周りにいる人々が表現を通して応答していく様子を展示します。


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今回の展示空間を企画するにあたって、私とおたまちゃんで2人だけのワークショップを行いました。今回のnoteは、その2人ワークショップでの出来事や心の動きを綴っていきます。


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私が取り出した1つの問い「私たちはどこまでとけられるのか。」について、これまでの体験やとけるについての考えをふまえながら、答えてみました。

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おたまちゃんが取り出したのは一つの写真。この写真を取ったこの日、おたまちゃんは夜にとけていくような感覚があったそう。その時の感覚や思いについて教えてくれました。

そして同時に、「何かが違う気がする」という自身の表現に対する”違和感”についても教えてくれました。対話をしていく中で生まれたのが、違和感の原因は表現方法が表現したい内容にずれていることにあるのでは?という仮説。
おたまちゃんが今後、夜にとけていくような感覚に近い表現を追究していく過程の中で、どのような気づきや出逢いがあるのか。その様子を間近で見ることが出来ることが嬉しい。

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続いて私が取り出したのは、丸が描かれたスケッチブック。水を用いてその場で枠線を曖昧にする試みをしてみました。
(油性ボールペンで描かれた輪郭線は水ではあまり溶けませんでした、笑)
この丸は、自分自身にある”輪郭線”をイメージしたものです。新しい考え方や感じ方を体得する時、それと同時に自身の輪郭線が溶けていく感覚があります。
この共有をする中で、おたまちゃんが「その感覚分かるかも、でも、私はもっとこういう感じのイメージ」とそのぼかされた円の上から自身のイメージを描き足していきました。

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2人の対話がスケッチブック上に跡ととして残っていく様子が、面白い。

おたまちゃんとのやり取りの中には、新しい発見や心が強く動かされる瞬間が多く、一緒にこれから一つの空間を作っていけることが今からわくわくしています。
このワークショップは、2人で空間や作品を作っていく中で、これからが楽しみになる初めの一歩となりました。

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