定期会員のイン・アウト・残
MTで定期会員数の推移をみています。
入会・退会があるので、会員名簿は常に入れ替わっています。
MQ会計で分析してみると、会員数は順調に伸びているようにみえても、MQ(付加価値)の伸びと必ずしも一致しないことが分かりました。
MQミックスの考えかたを取り入れ、定期商品の入れ替わりを見ていく必要性を感じました。何が増えて、何が減っているのか。
「退会」は未来のMQが無くなるということです。この流出を止めないと、いくら集客をがんばったところで、ザルのように流れ落ちてしまいます。
流出の見える化です。今回は、その為に取り組んだことを書きたいと思います。
ストックからフロー情報を導きだす
定期会員のストックとフローの関係を、会計恒等式に当てはめて考えてみました。
前繰会員 + 入会 - 退会 = 次繰会員
先週はいなかったけど今週いるのは入会されたお客様、先週はいたけど今週いないのは退会されたお客様ということになります。
ここでMTの出番です。
先週の定期会員と今週の定期会員。その2つのデータを並べて、照合しないデータを見つけ出します。UPD(アップデート)のUマークをつかいます。
UPDを2回繰り返すことで、入会と退会のデータを引き出すことができました。
次に商品の入れ替わりを見ていきます。この1週間でどれだけのMQが流出したのか。MQだけでなく、平均Pがどう変化したのかなどを見ていきます。
まあ、予想はしていたけど、けっこう衝撃的。(;^_^A このイン・アウトが続いたとしてシミュレーションしてみました。3か月後の会員数がどう変化するかも見えてきます。
お客様の流出は見えにくい
お客様の流出は見えにくい。だからこそ、少しでもクリアにすることが大切だと感じました。目につきやすい会員数や入会情報だけでなく、お客様の流出に目を向けることで、今、何が起きているのか、何を見直すべきなのか、などが見えてきます。
イン・アウト・残の枠組みの中で、トータルで考えていく力を身につけなければと強く感じました。
ここまでクリアに、忖度なく(笑)現実を突き付けてくれるMTってすごいなぁって改めて思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?