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少年と言う怪物

映画青の炎が好きです。
もう4回見てます。
若き日のたどたどしいニノのセリフ回しや、可愛いアヤヤちゃんなど見どころは沢山で、

勿論蜷川幸雄さんの監督されている今作品に流れる悲しい物語が胸を打ちます。

どうしても若き日のにのを見ると全然似てないけれど息子と重なります。

今作品でもロードバイクに乗る男子高校生という
ほんと、ティーンの男の子の足はロードバイクだよな……と。

そして自分の父親ではない男、つまり家庭の異物を受け止められない17歳の心情を思うと
私は胸が苦しく苦しくなります。

離婚を経験した母親は、新しい男性と恋愛してはいけないのでしょうか。

多分そうなのです。

母親は、家庭を守る事を一番に考えなければならない。

息子の自立と入れ替わりのように来た同居人。

息子は多分その事で私を許してないのだと思います。

そんな事を考えてしまう……

なぜなら息子と余り連絡が取れません。
人は、そういう年齢なんだよ、とか
彼女でも出来たのでは?と言ってくれます。

現に出てった2~3年は連絡が来てました。
急にここ1年、連絡が取れなくなったのは
就職して忙しいからだ、とも思えます。

でも、私も私を許せません。
この映画を見ると涙が止まらないのは
そんな私の思いを複雑にさせる
10代の二宮君の存在なのだと思います。

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