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子供の頃の夢が叶うのかもしれない

中学生の頃は、人を助ける仕事をしたい、医者になったら人を助けられる、医者になりたい、などと思っていました。
そこから医療系の仕事につくことを考えていたのですが、高校の成績が全く振るわず、結局、医療系の職種の中でも偏差値が一番低く、当時の成績で確実に狙える看護師を選ぶことにしました。
本当はあまり看護師にはなりたくなかったんですが、手に職をということで仕方なく、という思いがありました。
それが生涯にわたるキャリアになるのだから、人生とは面白いものです。

さて、現在私は、ナースプラクティショナーという、上級看護師と呼ばれる資格を取るために大学院生をやっています。
カナダに来てしばらくは、ナースプラクティショナーとして働くことなんてこれっぽっちも考えてなかったのですが、まさか今自分がナースプラクティショナーになろうとしているなんて、またまた不思議な話です。

ナースプラクティショナーになると、患者さんのアセスメント、診断、処方、検査オーダー、簡単な処置、専門医への紹介など、医者が行うことが、医者の指示の元ではなく、自律して行えるようになります。
自分でクリニックを持つこともできます。

責任はもちろん伴いますが、業務の範囲が広がることで、患者さん達のためにできることが増えます。

違う職業ではあるけれど医者と同じような方法で人を助けられるようになる。
子供の頃に抱いていた医者になれたらなという夢が、叶おうとしているのかもしれません。

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