子育てに正解不正解はあるのか

子育ては、本当に大変です。

私の娘はもう14歳で、素直で優しく真面目に育ってくれていますし、小さいときにそれほど困らされた事もありません。

しかも娘が生まれたときから自分の母親と妹と同居だったので、他のお母さん達とは比べ物にならないくらい子育てに対して余裕がありました。

それでも大変でした。

これは、自分の描く理想の母親像、世間的に考えられている良い母親になれないと等のプレッシャーが大きかったかもしれません。

また当たり前ですが、子供の事が優先となり、自分の立てた計画通りにいかなかったりするのも、計画通りにやりたい私にとっては難しい点でした。

それに加え、子育てはすぐ結果が見えるわけではありません。子供が大きくなってみないときちんとした人に育ったかどうかわかりません。

人の痛みを考えられない、人をだましても平気、人の悪口を言う、言葉遣いが悪い、不平不満ばかりで感謝がない、なんて人間に育ったとしたら悲しいです。

娘の場合、私の母親が、生きるうえで、また人として大切なことを娘に色々と教えてくれたことで、たくさんの人に好かれる素敵な人間に育っていると私は思っています。

子供は大人に影響されます。周りの大人が使う言葉や態度を見ています。成長と共に色々な人と関わり合うようになり様々な価値観に触れ、自分とは何か、自分の価値観はどのようなものか、生活への適応のし方やストレスとの付き合い方、他人との関わり方等を学んでいきますが、幼少期に一緒に過ごした大人の価値観や考え方は特に大きく影響してきます。

一番身近にいる大人としてやはり倫理観や価値観を教えていかなければと思うのです。

子育てに正解不正解があるとは思いませんし、人により倫理観も価値観も様々。それでも子供に多くの影響を与える人間として、自分の言葉や態度、周りで起こっていることに対して自分がどう捉えているか等、改めて考えてみると良いのかなと思います。

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