英語なんていらないと言っていた私が、英語を話す努力をし始めた理由。

私はカナダに住み正看護師として働いていますが、英語にかなり苦手意識を持っています。

中学でも高校でも英語の授業は好きではありませんでした。国語が大好きだったし、英語を習う意味が見い出せませんでした。

大学で医療英語のようなものも習ったはずですけど、まるで記憶なし。

日本から出ないから英語なんていらない、と言っていた33歳の私に、今カナダで働いてるなんて言ったら、きっと驚いて飛び上がっちゃうんじゃないかと思います。

そんな私が英語を始めたきっかけが、日本で働いていた病院に、オーストラリアの病院から看護師達がレクチャーをしに来てくれたことです。

その当時、日本の病院で海外の病院から看護師を呼ぶところは珍しかったのではないかと思います。病院で働いていた医師の一人がこのオーストラリアの病院で昔働いていたことから繋がりがあり、そこから生まれた企画でした。

英語を話せる看護師数名が通訳にあたり、私は通訳を通して講義を受けました。

非常に有意義な時間でしたし、オーストラリアの病院は教育がしっかりしてるんだなと感じました。

質疑応答では、私は日本語、相手は英語、通訳を通してのやり取りとなります。

この時、もし私が英語が話せたらどんなに良かっただろう、これからは、医師だけでなく看護師も英語を話し、こうやって海外の病院とやり取りをしていく時代だ、と強く思いました。

日本から出ないなら話す必要なんてないと思っていた苦手な英語、英語を話せる人は賢くて選ばれた人だから話せなくてもいいや、とそれまでは英語を避けていましたが、この時初めて、自分が英語を話す可能性について考えました。

そんな時に、英語が話せたらな、と尊敬している先輩にこぼしたら、杉本さんなら出来るよ!と私が英語を話すことに全く疑いがないかのように言ってもらったことが、私の背中を押しました。

自分自身の事はそこまで信じられなかった私ですが、この先輩が私は英語を話せるって言うんなら話せるかも、と単純に考え始めました。

ここからの次のステップが早かったです。母に英語習おうかなと言ったら、近所に、ポールと英会話って小さい看板が出てる家があるよ、との情報が。

歩いて5分位の本当に近所だったので、すぐに見学に行きました。

アメリカ人のポールと日本人のあきこさんのやっている個人英会話。あきこさんがクラスの間常にいてくれるとのことで、全く英語の話せなかった私には安心感がありましたし、ふたりともフレンドリーで、妹と私のセミプライベートレッスンを早速申し込みました。

ポールは陽気でジョークが大好きなニューヨーカー、レッスンはいつも楽しかったです。宿題もあまりなく、楽しむために行っていた感じでした。週一のクラスだったので、英語が上達している実感はほとんどありませんでしたけど…。


こんなきっかけでやり直し英語を始めた私でした。

人生の中でずっと英語はいらないと思いこんでいたのに、少しのきっかけで意見が180度変わってしまうなんて、面白いですよね。

このあと、海外で実際に働くことを視野に入れて英語学習を続けていくのですが、それはまた改めて別のトピックで書こうと思います。


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