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【神戸S】SteelMates感謝祭2022 ~ 笑いあり涙あり感動ありの3時間

笑って笑ってちょっとだけ泣いて感動して。
今年のコベルコ神戸スティーラーズ体制の最後であろうイベントは、ファンへの愛であふれる感謝祭でした。

今年もありがとう、コベルコ神戸スティーラーズ。
来年も絶対応援するからね。

3年ぶりのファン感謝祭、開催

リーグ戦最終節をもって今シーズンの試合を終了したコベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)。最終節の翌週というシーズン終了直後の5月14日(土)に、ファンクラブ会員向け感謝祭「コベルコ神戸スティーラーズ SteelMates感謝祭2022」が開催されることとなりました。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催です。

ジャパンラグビーリーグワン_ファン合同noteで神戸Sを追いかけた今シーズンは、神戸Sと歩んだ特別な年になりました。特別な年のファン感謝祭は「私が感謝を伝える日」として絶対に行こうと心に決めていた。

2週間予報で5月14日が出てから毎日チェックするも雨。ファンクラブでの連絡も「雨天決行だが、荒天の場合は当日は9:00に実施可否を判断」と連絡されました。当日だけでなく前後も雨予報なので、これは絶対に雨だろうと1週間をかけて覚悟を決めました。

東京から行く私にとって9:00に判断されても既に新幹線の中。
「雨天でも荒天でも向かおう」と覚悟を決めたのは数日前。
ところが2日前くらいから天気が奇跡的に好転してきました。前日には午後からは雨量0%、日差しも出るかも… という予想となりました。

念のためレインウェアを鞄に入れて出発。東京で新幹線に乗るときは、雨が止む気配はありませんでした。祈りながら一路神戸へ。

15年ぶりの灘浜グラウンドへ

会場は神戸Sの練習場である神戸市東灘区にある灘浜グラウンド
練習もファン感謝祭もご無沙汰の私は、15年ぶりに練習グラウンドに足を運んだ。以前にも来たことがある場所なのでうっすらと印象は覚えているが、工場地帯に向かっていくの不安。途中でお会いした神戸Sファンのご夫婦に声をかけて道中をご一緒させていただきました(ありがとうございました!)。

チームや選手のSNSでよく見かける練習風景の背景にある高速道路はこれか!と到着前から早くも感動で涙が出そうになる。

会場前には会場を彩った選手たちのディスプレイがお出迎え。

到着は開場の1時間弱前。既に行列ができているのでその順番の後ろに並ぶ。ご一緒した旦那様がクラブハウスの外観を案内してくれました。

奥には以前のクラブハウス(右)と昨年完成した新しいクラブハウス(左)が並ぶ。新しいクラブハウスはSNSやファン会報誌でも見ていたが、実際はかなり大きい。中には更衣室やミーティングルームのほか室内練習場もあるそうです。

テンション上がる開始前

開場1時間前は雨は降っていないものの振り出しそうな曇天。「どうか雨が降らないように」とお祈りしながら入場待ちをします。

12:00になりいよいよ会場。
入場口ではコーロクンとりーちゃんがお出迎えしてくれます。ひさしぶりに近い距離でコーロクンに会い懐かしい気持ちになりました。

ホームゲーム会場で楽しませてくれた歴代ジャージやフォトコーナーも設置。会場では大人気で激込みだったけど、今日は近くで見放題。歴代ジャージでこれまでの応援してきたチームを思い出してちょっと感動する。

入場して一番最初に到着するのは、退団選手へのメッセージ記入ブース。選手の写真の下に置かれたTシャツにメッセージを記入しました。在籍期間が長い選手も短い選手もいるけれど、それぞれに思い出があるしストーリーがある。「ありがとう」と心の中でつぶやきながらメッセージを書いた。直接じゃなくてもメッセージを伝えられる場所が嬉しい。

いよいよメインステージ前に向かう。天然芝のグラウンドには入ることはできないけれど、丁寧に整備された美しい芝を堪能しました。
普段は写真や動画でしか見られない風景が目の前にある。選手と同じ風景の中に立ってる。それだけでも「東京から来てよかった」と思えます。

試合会場外でいつもキッズを楽しませるラグビー体験コーナーは、ここでも準備。開始直後は空いていたので、キックダーツ&パスターゲットを体験。普段試合で見ているプレーでどうやって体が動いているか分かっているはずなのに、いざ自分がやると全く体が動きません。

元選手のエージェントTさんのパスターゲットチャレンジは様になってます。エージェントTさんのフォームをこっそり勉強した(ので、次回は上手くできるはず)。

さらにグッズショップも過去最大級のエリア面積で開催。試合会場だとゆっくり見ることができなかったので、ゆっくり商品を見て回りました。選手の缶バッチがガシャポンも初体験。今年最後のレアグッズを、今シーズン退団する平島選手を当ててテンションアップ。

開始1時間前の会場で「待ち時間が長いかな」と思ったが、あっという間に開始時間となった。選手が4つのカラーに分かれて入場すると同時に会場のテンションが一気に上がりました。

トークショー

司会はM.I.R.のエージェントKさんエージェントTさんのお二人。インスタライブ同様に会場を盛り上げてくれます。
最初は橋本キャプテン(通称:シニア)の挨拶で始りました。
今シーズンの応援のお礼ともにイベントへの抱負を語る。「選手たちはイベントを楽しみにしていました。皆様も大いに楽しんでください!」

その後のトークショーは井関選手セレクションした3つのグループが登場しました。

グループ1:橋本(大)選手(シニア)、橋本(皓)選手(ジュニア)

今シーズンをチームの主軸であるキャプテン&副キャプテン(李選手は欠席)で振り返ります。欠席の李選手について聞かれると「あいつ、僕の顔を見るとすぐ笑うんです。実は失礼な奴です。」と橋本ジュニア選手が暴露するシーンも。またコーチに就任することが決まっている橋本シニア選手は「日本一のフォワードを作る」と抱負を語りました。

グループ2:井関選手が選んだ面白メンバー、具選手、松岡選手、山下(裕)選手、粥塚選手

トークではなく、面白メンバー vs. 井関選手の一発芸対決となりました。
山下(裕)選手のお題は「前川選手の物まねで前川選手が”絶対に言わなそうなこと”を言う」。長く一緒にいるからこその爆笑ネタを披露しました。
最後の第4戦は具選手 vs. 井関選手の「面白ポーズ対決」だったが、恥ずかしがる具選手は後半で選手交代。代わって入った小瀧選手が大好きな漫画のポージング「ジョジョ立ち」で会場から拍手喝さいを集めました。

グループ3:世界トップレベル選手(アム選手、クルーデン選手、シカリング選手)の話を聞こう

各国代表、スーパーラグビーで活躍してきた3選手が神戸や日本ラグビーの魅力を語りました。リスペクトする選手は3人揃って山下(裕)選手を上げました。クレイジーだと思う選手には前田選手、小畑選手が選出。クルーデン選手は「試合前に興奮して、だと思うんだけど、壁に頭をぶつけているのを見てクレージーだと思ったよ(笑)」と前田選手のエピソードを紹介しました。
試合会場ではなかなか見られない笑顔が最高!

運動会

続いては4色のチーム「住吉(青)」「灘(白)」「摩耶(黒)」「六甲(緑)」の4チームに分かれてチーム戦を開催。

前半:大縄跳び
ハーフタイム:ファンと一緒に靴飛ばし大会
後半:綱引き

ワールドカップ優勝メンバーのアム選手が大縄跳びや靴飛ばしをする「南アフリカのファンが見たら驚くに違いない」程の贅沢なレクリエーション。選手も応援するファンも大盛り上がりでした。

プレゼント大会

運動会の後は、ホストゲームで使用したウエルカムボードや道路バナーに写真の選手のサインが入るという豪華なプレゼントが多数準備されたプレゼント大会。1つ1つの間名前が呼ばれるたびに歓声と拍手が上がりました。
非売品のオンリーワンで、でもシーズンが終わったら処分されるはずのものが、プレゼントに変身。ファンもチームも嬉しいプレゼントでした。

引退選手挨拶

最後のプログラムは今シーズン終了をもって12名の選手が退団する選手の挨拶。各選手からはこれまでの応援のお礼と合わせて「これからもスティーラーズをよろしくお願いします」というメッセージがありました。選手の言葉にこれまで応援したことを思い出し、ちょっぷり涙もでてきます。
選手たちには試合前にファンが書いたメッセージ入りのTシャツが手渡されました。

閉会&写真撮影

最後は福本チームディレクタの締めの挨拶の後、全員で写真撮影をして閉会。楽しかった3時間はあっという間に終了しました。

選手・スタッフが一列に並んでファンをお見送り、人工芝のグラウンドから天然芝のグラウンドの縁を廻り、クラブハウス内のレガシーウォールを見学するコースで帰路につきます。


レガシーウォール

まさかあると思ってなかったサプライズなおまけ「レガシーウォール」見学です。創部以来の出来事、所属選手が並びます。未来から入ったので、2070年の数字が目に入ります。クラブハウスは建て替わるかもしれないけど、将来までスティーラーズは続くのだという想いを感じます。そして過去にさかのぼると「この辺りで好きになった」「この辺りは知らない」とスティーラーズと自分の歴史を感じながら見学を終えました。

ありがとう神戸、やっぱり神戸が好きだ

選手に見送られてクラブハウスに入る直前、振り返るとSNSで見る「高速道路が2段ある背景」が見えた。最後になって選手と同じ風景の中にいる実感がわいたのと、感謝祭が終わったんだ、シーズンが終わったんだと実感したので涙が溢れました。

これまでnoteやブログで1つのチームを贔屓に応援することがなかった。自称「ラグビーライター」として偏らないことに(今思うと変に)こだわっていました。

今シーズンは神戸Sを応援する機会をもらって、改めて神戸Sを知りました。知ったら好きになって応援をして、また好きになって… を繰り返した。そしてこれまでは「遠いから」と自分で壁を作って来ることを避けてきた感謝祭のために4時間以上かけて東京から来た。

選手・スタッフ、そして優しいファンの皆様と過ごした3時間はたった3時間だけどかけがえのない時間にななりました。
そして、ますます神戸Sが好きになりました。

ありがとう神戸、また来年会いましょう。


(追記)SteelMate感謝祭の感動をもう一度、はこちらから

公式のレポート、神戸S応援Youtuberのいっくんのレポートは、感動がよみがえります。ありがとうございます。



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