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【観戦記】【神戸S】強風強雨の中で惜敗 ~ 第14節 vs.東京SG

いよいよ残り3節。コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)はチーム史上最下位の9位から上昇をかけたNTTジャパンラグビーリーグワン2022-23 DIVISION1 第14節。
コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)は、現在3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)と対戦し、17-27で敗れた。

ジャパンラグビーリーグワン2022-23
DIVISION1 カンファレンスB 第14節
コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)
vs.
東京サントリーサンゴリアス(東京SG)

日時:2023年4月7日(金) 19:00KO
会場:秩父宮ラグビー場(東京都)

試合の見どころ

DIVISION1の全12チームが 5 - 5 - 2に分かれている。上位4チームのトーナメント戦は埼玉WKが一番乗りし、残り3チーム(第13節でS東京ベイもトーナメント進出を確定)。その中で3位につける東京SGは勝ち点1でも取って4位以内を死守しようと向かってくる。
神戸Sを含む中位6-10位チームは再開の10位になると入れ替え戦となるため勝ち点を1でも多くとって上がるのに必死だ。現在10位の相模原DBがボーナスポイントを取って勝てば神戸Sは10位。第13節の先頭を切る本試合では少しでも差をつけておきたいところだ。

(出典)リーグワン公式サイト

今シーズン最初の対戦では 19-39 で敗戦している。いいプレーは多かったが大切なところでミスが続き相手に得点を与えた試合だった。今振り返ると「神戸ラグビー」がかみ合っていなかった試合だった。

そこから8試合を経た、徐々に神戸ラグビーが戻ってきたのがここ数試合。変わらず苦しい展開で勝てないが僅かながら上を向いてきている。

両チームのメンバーで注目するのはSOだ。

神戸Sは5試合ぶりに日本代表SO李選手が帰ってきた。第9節での埼玉WK戦で眼窩底を骨折、短期間での手術と療養を経て復帰する。短期間での復帰はけがの再発など心配だが、本人は問題ないと語っている。SO李選手が帰ってきたことで、李選手不在の間のSOを務めたラファエレ選手が本来のCTBに戻り、バックマン選手との慣れたCTBコンビを組む。

一方の東京SGのSOは、昨シーズンまで神戸Sでプレーをしたクルーデン選手だ。元オールブラックス(ニュージーランド代表)として世界トップレベルの集団の司令塔を務めたクルーデン選手が、神戸Sのチーム・個人の特徴を知った上で、機動力高い東京SGをどう采配するか。神戸Sにとっては脅威だ。

会場の様子

今シーズンのリーグワンは雨が多い。
試合当日の東京は午後から雨、夕方以降は激しい雨が降る予報だった。予報通り午後から霧雨が降り始め、試合前には雨具がないと外にいるのがつらいほど強くなった。
雨以上に厳しかったのが風。試合前にはスコアボード上の旗がまっすぐ横に見えるほどの強い風となった。

東京SGのフライデーナイターは会場外のライトアップが美しい。雨が本当に残念だが、雨で暗いからこそ開始前から光が美しかった。

会場では強雨を想定してバック席からチケットを取り直した南スタンド屋根あり席で観戦することとした。「できるだけ近くで見たい」と屋根があるギリギリの前席で構えたが、風向きによっては雨が降りこんできた。風雨が染みた。

試合結果

試合前から続く激しい雨は止む気配がない。選手に容赦なく降りつける。
最後まで降り続いた雨は、神戸Sにとって悲しい涙となった。

(出典)リーグワン公式サイト

後記(第14節を終えて)

前半の善戦に対して、後半は防戦となった。攻撃の時間帯は神戸Sの方が多い印象だったがトライに結びつかず、一方で相手には1トライを許した。

混戦の6~10位争いはトヨタVは最初に入替戦回避の順位を獲得、一方で相模原DBは他チームとの差が広がり苦しくなった。我が神戸Sは9位で、10位との差が4点と油断できないポジションとなった。

神戸、次は勝利で残留を確定しよう。

第15節は ビジターゲーム vs. 花園

「関西ダービー」再び。
第2節はホームゲームで快勝した花園近鉄ライナーズとのビジターゲームだ。ビジターと言っても、第2のホームとも呼べる東大阪市花園ラグビー場であり地の利は十分。
花園Lはここまで14連敗と低迷している。脱最下位に向けて全力以上の力で向かってくることが予想される。その力も跳ね返す神戸Sno強さを見せてやれ。
GoGo神戸!!

フォトギャラリー

(今回もカメラの雨用準備を忘れた、かつ暗さで写真はほとんどなし)

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