【観戦記】【神戸S】自分の力で勝ち取った勝利~第8節 神戸S vs. 静岡BR
NTTジャパンラグビーリーグワン2022-23のDIVISION1も折り返しの第8節となり、コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)はホームに静岡ブルーレヴズ(静岡BR)を迎えました。後半80分のPGで逆転し 32-29 で勝利しました。
試合の見どころ
神戸Sと静岡BRはリーグワンの前のトップリーグのさらに前、関西社会人リーグの時から戦っている相手です。ここ数年はいずれもリーグで中盤程度の成績ですが、今シーズンは序盤から苦戦が続いています。
順位的には神戸Sが上ではあるものの得点差は僅か1点、勝ったチームが上位になるどちらも負けられない試合です。
注目は「スプリングボクス(南アフリカ代表)によるNo.8対決」です。
神戸SのNo.8マルセル・クッツエー選手とのNo.8クワッガ・スミス選手は国代表ではチームメイトとして戦ってきた相手。いずれもヒットの強いタックルで相手を一撃で仕留めるディフェンスが武器。世界最高レベルのマッチアップを日本で楽しむことができます。
それ以外に、個人的には静岡BRのR槇選手に注目。
現在は早稲田大学の4年生、卒業後に静岡BR入団が決まっています。出場すればアーリーエントリー制度適用の選手の中でDIVISION1初登場です。
静岡BR 大戸選手100Caps!
1990年3月生まれ(現在は32歳)の大戸選手がこの試合で100Caps(トップリーグから数えて100試合出場)です。
立命館大学を卒業後、当時のヤマハ発動機ジュビロに入団、初キャップは2012年9月の福岡サニックスブルーズ戦にリザーブから登場した試合でした。
それから10年半で100capsを迎えます。10年(かつ2020-2022年は新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で試合が少ない)で100capsということは、平均すると毎年10試合以上は出場しています。
静岡BRにとってはビジター試合でしたが、全選手のトップバッターで登場、試合後に家族からの花束贈呈と記念撮影がありました。
大戸選手 おめでとうございます !!
試合展開
この試合はJSports観戦。ライブで見ていたら最後までドキドキハラハラで落ち着いてみていられないほどの接戦でした。
(ですが、試合結果を先に知ってからの録画観戦だったので、心穏やかに観戦しました。)
前半は、神戸Sはボールは持つものの静岡BRに攻め込まれて神戸S陣内でプレーをすることを余儀なくされました。最後を14人で終えたこともあり、「後半はまずます静岡BRにやられそう…」と緊張する前半でした。後半も緊張は続きます。
後半の半分を終えても、両チームとも譲らない一進一退の状態。神戸Sがトライをとるものの、追いつけない状況が続きます。
槇選手、初キャップおめでとうございます!!
最後の最後まで勝敗がわからない展開でしたが、神戸Sが攻め続けてチャンスをつかみ取り、勝利をつかみました。
第8節を終えて
第8節を終えて神戸Sは6位を維持しました。上を見れば5位のBL東京まで勝ち点3まで詰めてきました。
今シーズンの高い得点力は引き続き変わりません。同様に失点の多さも気になります。個人的には失点を抑えれば優勝は十分に射程圏内だと考えます。
シーズン序盤に活躍したオールブラックス出身のCTBナニ・ラウマペ選手の登録抹消の苦しいニュースもありましたが、まだまだやってくれるはずです!
Go KOBE!!!
ホームゲーム連戦 vs.埼玉WK
次節は昨年王者、かつ今シーズンもトップを独走する埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK)を迎えてのホームゲームです。
昨シーズンはあと一歩のところで敗戦した悔しい思い出もあります。強敵だけど得点力は負けてない、がんばれ神戸!
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