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World Rugby Award 2019

ワールドラグビーによる、2019年世界ラグビーにおける各種表彰「World Rugby Award 2019」が発表、東京都内で表彰されました。

女子ラグビー最優秀選手

イングランド代表、エミリー・スカーラット選手が選出されました。
女子シックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)で全勝優勝を果たしたイングランド代表の中心選手です。今年は7人制から15人制に復帰し、いきなりの活躍。ブランクを感じさせない活躍を見せました。

男子ラグビー最優秀選手

南アフリカのFLピーターステフ・デュトイ選手です。
FLにしては大型の2m,115kg。強いフィジカルからくるハードワークが光り、攻守にわたるプレーは南アフリカの優勝に大きく貢献しました。
この賞にはほかに、トム・カリー選手(イングランド)、アランウィン・ジョーンズ選手(ウェールズ)、チェズリン・コルビ選手(南アフリカ)、アーディー・サヴェア選手(ニュージーランド)、ジョー・タウフェテエ選手(アメリカ)もノミネートされていました。

年間最優秀新人選手

代表デビュー後1年未満の選手が対象となる年間最優秀新人賞は、フランス代表のSOロマン・ンタマック選手が受賞しました。
フランス代表最年少の20歳で、ワールドカップでは準々決勝を含む3試合で司令塔としてチームをコントロールした。次のワールドカップ2023フランス大会では、チームの中心としての活躍が期待されます。

最優秀チーム

男子15人制南アフリカチーム、スプリングボクスです。
初の黒人キャプテンシア・コリシ選手をリーダに人種・国籍も違う選手をまとめ、南半球のザ・チャンピオンシップを制し、さらにワールドカップ優勝の栄光に輝きました。

キャプテンのFLシヤ・コリシ選手は、決勝後に語りました。
「我が国には、たくさんの問題がある。しかし、バックグラウンドの違う面々が団結し、1つになって戦うことで、素晴らしい結果を得られることが証明できた」

最優秀コーチ

南アフリカ代表HC  ラシー・エラスマス監督が選ばれました。2018年に南アフリカ代表HCに就任後、スプリングボクスを見事に再建し、ワールドカップ優勝に導きました。

ワールドカップ決勝戦後に語りました。
「国では、政治的なことに加え、殺人事件もある。でも、ラグビーの80分間だけは、国民に幸せになってほしい...という思いで、やってきた」

最優秀レフリー

イングランドのウェイン・バーンズ氏に送られました。
国際レフリー歴13年、ワールドカップ4大会出場のバーンズ氏は、今回のワールドカップで、準々決勝の日本vs.南アフリカ戦、3位決定戦のニュージーランドvs.ウェールズ戦でメインレフリーを務めました。日本vs.南アフリカ戦でも、両チームキャプテンと密なコミュニケーションをとり、ファシリテータとして優秀なレフリーでした。

最高なトライ

トライ・オブ・ザ・イヤー賞は、ワールドカップ プールB ニューに―ランドvs.ナミビア戦、ニュージーランドのSH TJ・ペレナラ選手のトライが選出されました。後半79分、ナミビア選手2人のタックルで体の一部は空中でライン外に出るものの、体が外に着地する前に、右端にボールを置きましした。アクロバティックにフィニッシュした見事なトライは会場中を沸かせました。

キャラクター賞

ワールドカップの素晴らしい開催地となった釜石市が選出されました。
東日本大震災の甚大な津波被害からの復興を通じラグビーの価値を高めたことが授賞理由です。2011年の被災後に、ラグビーワールドカップを開催することを市民の希望とし、復興に向けて一丸となり取り組みました。会場決定のプレゼンテーション時に会場ができていなかったが、市民が大漁旗を振ることで会場の大きさを表現するなど、工夫をし素晴らしい開催地となりました。世界に感動を与えてくれました。

受賞した皆さまおめでとうございました

ワールドカップイヤーに、初めて日本で開催されたアワードでは素晴らしい演出と表彰がありました。ありがとうございました。

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