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SR2020第1節 サンウルブズvs.レベルズ

今年もスーパーラグビーが開幕!
5年目のヒト・コミュニケーションズサンウルブズは、ラストシーズンを迎えました。サンウルブスの戦いが始まります。

対戦カード

ラストシーズンのヒト・コミュニケーションズサンウルブズは、現在のスコッド(登録メンバー)ではほぼベストメンバーで構成されました。ラグビーワールドカップ2019 ジョージア代表HOジャバ・ブレグバゼ選手、日本人ではトップリーグの強豪パナソニックワイルドナイツからFL布巻選手・CTB森谷選手・LO谷田部選手が参加。またリザーブには、大学日本一になった早稲田大学のSH斎藤選手、CTB中野選手が入りました。

一方のレベルズは、オーストラリアに所属するチーム。2010年の創設以来、スーパーラグビーでの順位は中盤からやや下。昨シーズンのオーストラリア代表経験のあるハーフ団(SHゲニア選手、SOクーパー選手)が抜けたのは大きいが、それでもSOにはW杯に出場したトゥーモア選手がいるなど、ワラビーズメンバが多数。

昨シーズンは2試合やって2敗、2回目は45点差で敗北。勝てていない相手に、どう戦うのか。注目の開幕戦です。

会場の様子

ラグビー日本代表が出場するトップリーグと日程がかぶっていること、福岡での開催であることから、観客も多くないだろう、と予想されました。

ところが、開場前から多くの人が来場し、開場前の広場も大盛況。チームによる、選手との写真撮影会やラグビー体験、地元の食材を使ったキッチンカーなどで試合前からテンションが上がります。

また、選手がバスで到着する時間は、事前にtwitterなどで告知され、バスを迎える多くの観客が選手入口に溢れました。

晴天の福岡で試合が始まります。

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試合展開

前半8分、密集から出たボールをWTBフィフィタ選手が相手のディフェンスラインを突破して大きくゲイン。ほぼゴール前まで運ぶと、LO谷田部選手につなぎゴール前まえ持ち込みます。相手に止められつつも、SOエイプリル選手を起点に左に展開し、相手の人数が少ないサイドで走りこんだCTB森谷選手が最後はトライ。

相手にペナルティゴールで3点を返されますが、前半17分、相手陣ゴール前の相手のノックオンでラインアウトを選択。ラインアウトからモールで前進、バックスメンバ―も入ってボールを一気に押し込みます。そのままご0ルラインに持ち込みトライ。

前半22分、レベルズも仕掛けます。サンウルブズ陣のゴールラインまであと10mのところでのラインアウトから、レベルズが一気にモールで前進。ゴールライン直前でボールを持っていたHOランギ選手がモールから抜けてのトライをしました。

取られたら取り返す。自分たちのペースで進められているサンウルブズは、前半27分に最初のトライと同じくWTBフィフィタ選手の大きな前進を起点に、左右に展開。相手の人数が少ない一番左で待っていたWTBタシ選手に、CTB森谷選手のロングパスが通ります。そのまま。WTBタシ選手が20mあまりを走りきってトライ。会場中が盛り上がるランからのトライでした。

その後も両チームが点を重ね、前半は 22- 13 サンウルブズがわずかにリードをして折り返します。

後半も開始からサンウルブズが攻め揉みます。開始0分、レベルスの攻撃の中でのショートパントをFBダガビル選手が奪取。そのまま相手をハンドオフなどで避けつつ50mあまりを走りきってトライ。後半早々からリードを広げました。

大学生SH斎藤選手が入ると空気がまた変化します。
相手陣ライン前のスクラムをピタッと止めて雄と、SH斎藤選手が取り出し、そのままSH斎藤選手からからSOエイプリル選手へのロングパスが通り、自身でそのまま走りきってトライ。
後半は、レベルズに大きく攻め込まれますが、布巻選手のジャッカル、フィフィタ選手の力強いゲイン など素晴らしいプレーが随所に見られました。

サンウルブズ 36 - 27  レベルズ

最後まで守り抜いたサンウルブズが素晴らしい勝利を果たしました。

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後記

今シーズン開幕戦を勝利で飾りました。
ホームでの勝利は2年ぶり、開幕戦での勝利は5年間のシーズンで初めてです。サンウルブズの招集が1月初めで準備が短期間、しかも大学生やトップチャレンジリーグに出場したメンバーは合流が遅れる状況。チームとしての準備がかなり大変だったと予想できます。
日本代表につづき、素晴らしいチームプレーでまさに「ONE TEAM」での勝利でした。

短期間でこのチームを作り上げたのは、選手はもちろん、大久保ヘッドコーチを始めとしたコーチやスタッフの存在も大きいはず。お疲れ様でした。

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