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【RWC2023】出場チーム紹介③ プールC


世界ランキング8位~11位の4チームが争うプール。
プール戦は混戦必死。

ラグビーワールドカップ2023™フランス大会の出場チーム全20チーム、プールごとにチームや注目選手を紹介します。今回はプールCです。

プール抽選会の時には他のプールと同じ条件だったが、2023年8月現在8-11位の4チームが所属するプールとなりました。どこが勝ってもおかしくない混戦が予想されます。

チーム紹介

オーストラリア

愛称:ワラビーズ
エンブレム:ワラビー(小型のカンガルー)
ヘッドコーチ:エディー・ジョーンズ
キャプテン:ウィル・スケルトン

伝統的な「ラグビー王国」だが、近年は他競技に押され国内人気の低迷とともに、実力的にも苦戦中。2023シーズンの南アフリカ4か国対抗ザチャンピオンシップでは2005年以来(中止を除く)の最下位となりました。
2023年、日本強化の立役者であるエディー・ジョーンズ志賀ヘッドコーチに就任し強化を急ぎます。
前回大会のキャプテンFLフーパー選手を怪我で欠いたのは痛いが、一方で若手中心のフレッシュなチーム構成となりました。

ウェールズ

愛称:レッドドラゴンズ
エンブレム:プリンス・オブ・ウェールズの羽根
ヘッドコーチ:ウォーレン・ガットランド
キャプテン:ジャスティン・ティプリック (登録選手未発表)

速いパスワークと強いランでの突破が特徴のウェールズ。
前回大会4位だが、その後は成果が出ず苦戦している。2022年には前回大会まで12年間ヘッドコーチを務めたウォーレン・ガットランド氏が再び起用されて強化に取り組んでいる。
2007年大会から出場し、155Capsを持ちチームの精神的支柱でもあったウェールズのレジェンド、アラン・ウィン・ジョーンズ選手が本大会を前に代表引退を発表。チームが若返りを図っています。

フィジー

愛称:フライング・フィジアンズ
エンブレム:ヤシの木
ヘッドコーチ: サイモン・ライワルイ
キャプテン: ワイセア・ナヤザレヴ 

ランで戦う7人制ラグビーの最強国フィジーは、オセアニアらしい大柄ま選手が愛称である「Flying Fijilian」通り快速と自由自在なパスワークに魅せられ、世界中にファンが多いチームです。
近年ではフィジー代表選手を中心に構成した「フィジリアン・ドゥルア」チームでスーパーラグビー・パシフィックに参戦し、強いチームと対戦しながら強さと規律を磨いています。ウォークライはジンビ (Cibi)。
<8/28追記>
8/26(現地時間)イングランドを撃破。イングランドのホームであり世界ラグビーの聖地であるトゥイッケナムスタジアムでの勝利したニュースは世界ラグビー界を驚かせました。

ジョージア

愛称:レロス
エンブレム:ボージガーレイ(ジョージアの太陽のシンボル)
ヘッドコーチ:レバン・マイサシヴィリ
キャプテン:メラブ・シャリカゼ

旧ロシア時代からプレーされ、独立後も東ヨーロッパの強豪国として健在。W杯に向けてヨーロッパ予選を2位のルーマニアと勝ち点を大きく話してダントツ一位で通過しました。
強力なフォワードで、ぶつかりながらもパワーで前進するのが特徴。

ポルトガル

愛称:オス・ロボス
エンブレム:ポルトガルの国章
ヘッドコーチ: パトリス・ラジスケ
キャプテン: トマス・アップルトン

サッカー王国だがラグビーも強いポルトガル。
ヨーロッパ予選3位で敗者復活戦に出場、敗者復活戦1位で本戦に入った。2007年以来の出場となる。
2021年に日本代表と対決、日本が勝利したもののペナルティを量産しポルトガルがギリギリまで日本を追い詰めた。

世界ランキング(2023.8.21時点)での各チームの位置

 8位 オーストラリア
 9位 フィジー
10位 ウェールズ
11位 ジョージア
16位 ポルトガル

世界8位~11位までの4チームが連なるプールBとは別の意味で「死のプール」。どのチームが勝ち上がっても不思議ではなく、全試合の勝敗はもちろん得失点差まで注目したい。

個人的注目選手3選

オーストラリア: WTB マリカ・コロインベテ選手

埼玉パナソニックワイルドナイツ所属。
ボールを持てばトライラインまで爆速、タックルする敵をはハンドオフでなぎ倒す強さ。その迫力に圧倒されます。ボールを持ったら大注目です。
中学の時にバス停でひとめぼれしたのが今の奥様。

ウェールズ:SO ダン・ビガー選手

2015年大会から3大会連続出場するウェールズの要。
高い機動力を武器にパスワークを生かし展開するウェールズを牽引する。時には俊足で自分でトライを決めるため、すべての動作から目が離せない。
2015年大会は日本の五郎丸選手とともにキック前のルーティンが話題となった。
<8/28追記>今回大会をもって代表引退を発表。

フィジー:CTB ワイセア・ナヤザレヴ選手

2012年からふじー代表入りし今回が3回目のW杯となる。
身長193cm体重105kgと大型CTB/WTBながらかつては7人制代表としても活躍した足の速さで、フライング・フィジリアンの中心人物。
フランスのトゥーロンに所属するナヤザレヴ選手は地の利もあるフランスで爆走する。

プールスケジュール

9月9日 (土) オーストラリア - ジョージア@サン=ドニ
9月10日 (日) ウェールズ - フィジー@ボルドー
9月16日 (土) ウェールズ - ポルトガル@ニース
9月17日 (日) オーストラリア - フィジー@サン=テティエンヌ
9月23日 (土) ジョージア - ポルトガル@トゥールーズ
9月24日 (日) ウェールズ - オーストラリア@リヨン
9月30日 (土) フィジー - ジョージア@ボルドー
10月1日 (日) オーストラリア - ポルトガル@サン=テティエンヌ
10月7日 (土) ウェールズ - ジョージア@ナント
10月8日 (日) フィジー - ポルトガル@トゥールーズ

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