見出し画像

世界のスーパースターがリーグワンに参戦!(2022年1月時点)

ラグビーワールドカップ2019™日本大会以降、世界のスーパープレーヤーが続々と来日しています。ラグビーW杯の翌シーズンだった2020-2021シーズンにも多数来日しました。

2021シーズンまでで帰国した選手もいれば、2022シーズンに合わせて来日した選手もいます。
この記事では、2022年1月現在、NTTジャパンラグビーリーグワンの各チームに所属する「日本で見られるスーパースター」をご紹介します。

選手登録区分とは

リーグワンの選手は以下のカテゴリーに分類されます。

一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン選手契約および登録に関する規程
第2章 選手登録 第8条
JRLO における選手登録区分は、次の各項のとおりとする。
 カテゴリA
 カテゴリB
 カテゴリC

(出典)選手契約および登録に関する規程

第9条には各区分の要件があります。「ざっくり」整理すると

カテゴリA:日本代表歴あり or 日本代表資格あり
      or 代表歴のない「アジア枠」
カテゴリB:将来的に日本代表資格を取得できる
      or 代表歴のある「アジア枠」
カテゴリC:他協会または地域の代表歴あり

です。
(「アジア枠」とはざっくり言えば「他国の最高峰リーグでプレー経験のない日本以外のアジアの国籍の選手」)

そしてそれぞれのチーム登録、エントリー枠、同時出場可能枠は、以下の通りです。

以降の記事でご紹介するのは「カテゴリC」の選手です。

国代表(除:日本、アジア)の代表歴を持つ選手(=カテゴリC)

とにかく全選手をざざざーーーーっと見たいときに頼りになるのが、ラグビーマガジンの付録「リーグワン写真名鑑」。毎年リーグ開幕に合わせた号についてくる全選手写真入り名鑑は、シーズンを通して試合に持ち歩くバイブルです。

「リーグワン写真名鑑」をもとに、各国の代表キャップを持つ選手を書き出しました。
(誤記ありましたら、TwitterのDMなどでお知らせ頂けると嬉しいです。)

スーパースターが多いのはどのチーム?どの国から?

前述の「一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン 選手契約および登録に関する規程」の通り、カテゴリCの選手がチーム所属するのは最大3人と決められています。なので、多いのは3人いるチーム(SA浦安、S東京ベイ、埼玉WK、静岡BR、トヨタV)です。
トヨタVは3人合わせて169キャップ(2022シーズン前時点)、2021秋の国際試合に出場している選手ばかり、という数字だけじゃなく現在の世界トップクラスのラインナップです。

どの国が多い?はオーストラリアが1位、2位はニュージーランド、3位は南アフリカでした。南半球の先週が多いです。

私が絶対にライブで見たい3人!

2022シーズンに来日して、「2022シーズンに絶対にライブで見たい!見に行きたい!」を勝手にお薦めします。

①ダミアン・マッケンジー選手(NZL代表、東京SG)

現NZLで司令塔(SO)であり最後の砦(FB)を任されるダミアン・マッケンジー選手。現役選手としてまだまだ最前線のスーパースターが来日、東京SGに合流しました。

W杯2019は直前のケガで出場はかないませんでしたが、その高いスキルは健在。ラグビー選手としては小柄な姿からは想像できないパワーあふれるプレーが魅力です。NZL代表ではFBとして出場することが多いですが、東京SGでは司令塔としてSOでの活躍も楽しみです。

また、プレスキック(ティーの上にボールを置いて行うキック)のルーティーンではゴールを見て笑顔を見せます。その姿から「微笑みの貴公子」と呼ばれ女性ファンを虜にします。

第1節 BL東京戦より


②イズラエル・フォラウ選手(元AUS代表、SA浦安)

元AUS代表UTB(ユーティリティバックス、FB / WTB / CTB全てで力を発揮できる)として活躍したイズラエル・フォラウ選手が来日しました。

オーストラリアでは、13人制のラグビーリーグ、オーストラリアンフットボール(オージールールズ)、そしてラグビーユニオン(15人制)と複数のラグビー競技をトップレベルでプレーできる万能な選手です。
Xファクターと称される高い運動能力とそれを存分に生かした高い運動能力で、オーストラリア代表73キャップを持ちます。

クリスチャンとしての深い信仰からSNSでの過激な発言が問題視されることもあった。その結果オーストラリアラグビー界から追放され13人制、他の国でのプレーを余儀なくされました。新天地である日本で、どんな活躍をするのか注目です。

第2節 S東京ベイ戦より

③ピーターステフ・デュトイ選手(RSA代表、トヨタV)

ラグビーワールドカップ2019™日本大会優勝の南アフリカメンバ、かつ2019年世界最優秀選手のピーターステフ・デュトイ選手が、強豪トヨタヴェルブリッツに加入しました。

トヨタヴェルブリッツと言えば、昨シーズンはNZL元キャプテンのリード選手、AUS現キャプテンのフーパ―選手が所属しました。二人のトヨタV退団からどうするのか?と思っていたのですが、素晴らしい戦力が入りました。姫野選手とのFLの組み合わせはとても楽しみです。

デュトイ選手の魅力はタックルやセットプレー。派手さはありませんが、気が付けばディフェンスの抑えてほしいところにいる、そして相手を確実に止めるパワー、タックルしたら直ぐに立ち次のディフェンスへ移る。献身的なプレーをトヨタVでも見せてくれるでしょう。

第2節 SG東京戦より 白いジャージ中央がデュトイ選手


④クエイド・クーパー選手(AUS代表、花園L)

AUS代表SOクエイド・クーパー選手。
ラグビーW杯2019™日本大会には出場していないものの、2011、2015年の2大会に出場しています。さらに2021年にAUS代表に再び招集されたベテランです。

花園Lでは、かつては”黄金コンビ”と称された同じく元・AUS代表であるSHウィル・ゲニア選手とハーフ団を組みます。AUS代表の司令塔がDIVISION2のチームをDIVISION1に押し上げるのか?注目です。

第2節 DB相模原戦より

世界を魅了するプレーを楽しもう

総勢43人の各国代表歴を持つ選手がプレーをする今シーズンのNTTジャパンラグビーリーグワン。

世界のトッププレーヤーたちの会場でオンラインで、TVで楽しみましょう!

サポートは「#スポーツ止めるな2020」活動資金、その他ラグビー関係のクラウドファウンディングや寄付に充てます。「いいな」と思ったら、サポートをお願いいたします。