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【観戦記】歴史的勝利!には届かなかった ~ 日本🇯🇵vs.フランス

灼熱のトヨタスタジアムでの敗北から1週間。これまで11敗1分のフランスに対して、修正した日本代表の戦略はフランス代表を上回った。しかし、後半の最後に力尽き逆転を許した。歴史的勝利とはなりませんでした。
世界ランキング3位(2022.7.9時点)のフランスに肉薄した日本は、来年のワールドカップに向けて期待を見せてくれました。

フランス代表とは(予習記事より)

サッカーで言う「FIFAランキング」のようなワールドラグビーでのランキングは、この試合前時点でフランスが3位、日本が10位です。
日本中を熱狂させたラグビーワールドカップ2019™日本大会以降、新型コロナウイルス感染拡大防止措置で、海外のチームとほとんど試合ができなかった日本はやや順位を下げています。一方で来年2023年にワールドカップ開催国となるフランスは来年に向けえて上昇気流にのっています。

来年のワールドカップを控え、若手を中心にチームの強化が進むフランス代表。愛称はジャージの色から「レ・ブルー (Les Bleus)」です。今年のシックス・ネイションズ(欧州6か国代表が対戦する北半球最高のリーグ)で優勝を果たしています。

フランスのラグビーは「シャンパン・ラグビー」と呼ばれます。シャンパンの泡がはじけるように選手がスペースに湧きだし、全員が連携して次々とパスをつないで前進するのがフランスラグビーの伝統的なプレースタイルです。テンポがよいプレーは見ていて楽しいです。

試合の見どころ(予習記事より)


日本と違い第一戦からほとんど選手の変更がないフランス代表。来年のワールドカップで代表に選ばれたい若手と、チームをしっかり支えるベテランの混合チームです。

注目選手は背番号5ロック(LO)のトマ・ジョルメス選手です。7月2日の日本vs.フランスが代表デビューだったジョルメス選手は、高身長ながら低いタックルで日本の攻撃をストップさせました。金髪を振り乱して戦う姿から「ライオン」とあだ名がつきました。

試合結果

(出典)日本ラグビーフットボール協会


試合を終えて

フランスとの2連戦はいずれも敗れた日本、2試合ともあと一歩が遠かった。その一歩の差が強豪国なのだとフランスから学んだような試合だった。

フランスとは2022年秋にも対戦する。そのときまでにジェイミー・ジョセフヘッドコーチ以下日本代表コーチ陣はどのように修正してくるのか。また、招集されたものの試合に出場できなかった選手にとっては、次の秋シーズンが代表入りのアピールの最後のチャンスとなる。各選手がどんな準備をして試合に臨むのか。

2022年秋シーズンが楽しみで仕方がない。


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