傍観者効果

どーも、ブラックジャック精神科医のシムラでございます。
ブラックジャックというだけあって持ってませんよ、医師免許。
医師免許は持ってないですが、ブラックジャック的精神論を伝えて参ります。
というワケで本日は【傍観者効果】について。

傍観者効果とは、人が傍観者になった時の行動心理学となっております。

たとえば、多くの人が行き交う交差点で、自分の目の前で急に他人が倒れたとします。
心臓発作か何かですかね、目の前で急に見知らぬ人が倒れるのです。
ビックリしますよね。助けなきゃですよね。自分の目の前でですよ。

当然、一般的な感覚を持った人であれば目の前で他人が倒れたら、駆け寄って助けなきゃと思い実際に行動に移すのです。
でもココには1つ条件があるのです。
その条件とは、この現場が【多くの人が行き交う】交差点であるということ。
自分以外にもたくさんの人がいるのです。
仮に目の前で他人が倒れた現場が自分だけ若しくは自分を入れて2人しかいない場合、85%の人が助けるという統計が取れております。
一方で、もしその現場に6人以上の他人がいる場合、40%の人が何もしないというのです。

現場に2人しかいない場合は、85%が助ける。
現場に6人以上いる場合は、40%が何もしない。

6人中、2-3人は何事もなかったかのように無視して現場を離れてしまう。
これは、自分以外が何とかするだろうという心理になるということ。
この行動心理こそが【傍観者効果】というのです。

だからもしも、多くの人が居る場所で助けを求めなければいけないシーンに立ち会った場合は「誰か助けてください」と言っても効果は薄い。
「そこの黒いTシャツを着たお兄さん、助けてください」などと、人を特定して助けを求めなければ傍観者効果が働いてしまうのです。

という結論で、本日はここまで。さようなりー

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