論理性と実利
組織だったり、プロジェクトなんかを存続させるには「論理性」と「実利」を考える必要がある。
論理性とは、考えに基づく根拠があり、その根拠の上に成り立つモノ。
理想だったり理念といったものにも近く、僕でいうと「世の中を少しだけでも優しくする」という行動指針。
世の中を優しくするためには、優しい人の母数が増えれば良い。
僕が思う優しい人って、他者目線を持っている人。
他者目線があれば相手の気持ち汲むことができ、反対意見に対しても「そういう考え方もあるよね」と寛容になれる。
受け入れなくとも『理解』を示す。
理解こそが、その先自分の選択肢を広げることにつながると思う。
否定とは、未来の自分の選択肢を狭める行為。
ココはしっかりと押さえておきたい。
これが僕の考える論理性。
そして大切なことがもう一つ。
論理性ばかりを重視した結果、エネルギーが枯渇すると活動は止まってしまう。
そこで必要なのが『実利』なんです。
論理性に沿って行動しようとも、何らかの実利がなければ『継続』ができない。
実利って、活動のエネルギーとなり、継続を生む。
ビジネスでいうと、実利とは収益の事。
しっかり稼がないと生活が苦しくなる。
生活が苦しくなると、エネルギーがなくなり、その結果として継続が難しくなる。
かと言って稼ぐことのみを目的としようとも、これまたモチベーションが維持できない。
上を目指すと青天井。
やりたい事をやり尽くすと、ジョーのように灰になる。
#ここでいきなりあしたのジョー
人にとっての実利とは、目先のお金だったり、富だったり、名声のこと。
今の時代だとSNSのイイねやフォロワーってこともある。
ですがいくらこれらを手に入れようとも、人から信用されなかったり、後ろ指をさされていてはモチベーションが維持できない。
論理性と実利の両方を、自分にとって適切な塩梅を考えて歩んでいく。
そしてその方向は、論理性と実利が同じベクトルを向いていることがポイント。
論理性と実利がそれぞれの方向を向いていたとしたら、アッチに行ってコッチに来て。
振り返った際に結局は全然進んでなかった、という事になりかねない。
論理性を求める人はロマンチストであり、実利を求める人はリアリストとも言い換えられる。
森羅万象、この世に存在するモノには必ず二面性(メリット・デメリット)がある。
各個体によってそのバランスだったり、捉え方が異なるだけ。
僕や君はロマンチスト寄りのリアリストだろうか、それともリアリスト寄りのロマンチストだろうか。
ここらで一度考えてみよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?