お父さん、ごめん。
こんにちは♪
突然の事故で意識不明になった父が意識を取り戻し、2ヶ月後には自分の足でしっかり歩いて退院できるというミラクルに、私はただただ宇宙に感謝。
この日以降、大阪から毎週末、奈良へ帰り、父の介護をする生活に変わった。
母が亡くなってから、実家の片付けは私がしていた。
父は欲しいと思ったらなんでもすぐに買う。
ほんとに何も考えずに買う。
そしてモノは捨てられない。
当然、実家にはモノが溢れて、私は帰る度に片付けをして、年末には大掃除をしていたけれど、父の「ありがとう」は全然嬉しそうじゃなくて、
「もうお父さんの好きな部屋に住めばいい」
私は実家の片付けをやめていた。
そして、父の事故…
モノであふれかえった実家にいると息苦しくて、私は目を閉じた。
なんだか私のせいで父が事故にあってしまったような気持ちになり…
要らないモノから聞こえてくる声に私は耳を塞いだ。
片付けよう!!!!!
心の底から私が叫ぶ。
お父さん、ごめんね。
私にできることを精一杯するからね。
父に伝えなかったけれど、私は深く強く決めた。
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