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愛と慈悲の少食:進化する私たち

白鳥作品ウェブ公開、今日は「不食の時代:愛と慈悲の少食」を見ました。私はファースティングを時々やります。年に四回くらいやっています。ファースティング中はいつも祈るような気持ちでやっており、終わる頃には食べなくても調子が良く、感覚が全てさえて体も軽くなるので、「もう食べなくても生きていけそう。」そんな気持ちになる事が何度もあります。

コロナのパンデミックで、動物を食べる事、殺傷する事にともなうウィルスのスピルオーバーの危険性、それをやめない限り、新規感染症リスクやパンデミックはまた起こりうる事を多くの専門家達が警告しています。殺傷を減らして慈悲深く衣食住をするように人間が進化する事で、これからの地球の将来を大きく書き換えられる、そんな分岐点に来ているのかもしれないと思いました。地球全体の気候問題や今後のパンデミックのリスクを減らし、人も動植物も地球の資源をシェアーしながら平和に暮らせる将来へ、今全てを失ってしまう方向に向いてしまっている道を変えられるのは今!そう思います。どれだけの人々がそれができるまでの心の成長や賢い選択をできるようになるのかが、今人類全体に問われています。

目先の欲、狭い価値観に囚われたヒューマン・マインドで求める快適さや娯楽はハートで感じる真の幸せとは程遠く、一時的なセロトニンサージが起こるだけのものかもしれません。心からの喜びは、自分のために他を犠牲にする快楽ではなく、全ての幸せに繋がるために自分が大切な役割を果たす時、それを無償の喜びとして感じられるコンパッションで全てと繋がり、愛情ある矛盾ない決断とそれをサポートするソウルの成長を望み実現する事で得られるのかもしれません。コロナのパンデミックは、私たち人間に「心の成長」を決断するきっかけを与えてくれているように思います。

映画に出てくる愛と慈悲の心で少食でも生きられるように心身を変化させることに成功し難病を克服された方々のお話は、どれも素晴らしく、改めて「治癒には心がとても大切」な事に気付かされます。脊髄小脳変性症を克服された森美智代さんが素敵な言葉を沢山言ってくださっており彼女の笑顔、柔らかい言葉に感動しました。食べる前のお祈りの言葉、日々のお布施、私も日常生活に取り入れたくノートを取りながら見ました。そして彼らの闘病をサポートした甲田医師という人物の、医師としての生き方やホリスティックアプローチも素晴らしいと思いました。私はこの映画を見るまで彼の事を全く知らなかったので、今でも生きておられるなら色々質問したいことが沢山あります。今はファースティングの研究データも沢山出ていますし、私も患者さんにファースティングを処方、スーパーバイズしていますが、映画に出てきて一番興味を持ったのは彼がやっておられた「望診」です。診察室に入ってくるなりドーシャが感じられる、エネルギーが感じられる、そんな感じだろうと思います。統合医療の観点で毎日診察をしながら、人間っていうものを医学部研修医で習った枠組み内だけで理解することは到底不可能でもっと多次元的なものだと感じています。

最近、よくポストコロナの医療のあり方について考えています。この映画にこのタイミングで出会えた事に感謝します。多くの人々が心の成長を望み自分の心の奥にあるコンパッションを増幅し、慈愛の心で殺傷を減らしていくように心身の成長を実現できれば、私たちは天からのプレゼントが得られるのかもしれないと思います。人それぞれ心身の成長ペースやあり方が違うため、超少食で生きられるまでのエピジェネティック変化や腸内細菌のカルティベーションが可能な遺伝的素因、心理的因子、個人差があり、皆が皆そうなれる訳ではありませんが、毎日夕食から朝食まで14−16時間絶食してみたり、全く食べないのではなく「なんちゃって絶食」でやる方法も多くの研究データが出ており、安全に実行可能な時代です。どんどん出てくるライフスタイル医療の研究結果などを見ながら、私は人間の細胞一つ一つに宿っているインテリジェンスがいかに天才的で無限大であるかに感動し、まるで私たちの中に神がいるようだと感じる事があります。素晴らしい時代に神々しい奇跡の命・心身を持っている私たちは無限大に素晴らしい存在なのかもしれません。白鳥監督の映画はどれもとっても素晴らしいです!超オススメです!

映画はこちらのリンクからウェブ・レンタルすることができます。




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