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ビデオ診療の手応え

私のクリニックは、腫瘍内科のクリニックの中にあります。私たちのクリニックの患者さんとがんの患者さんとの接触を心配しており、コロナ対策で、本日からビデオ診療が始まりました。

初めて体験するビデオ診療、これはバーチャル在宅診療とも言える程、インパクトがあるものだと実感しました。なぜなら、ファンシーなバックグラウンドをコンピューターで変えたりしない限り、そのままの患者さん方の生活の場を垣間見ることができるからです。診察室で診る患者さんと、実際に自宅におられる患者さんと比較しながら、この生活感を見るだけでつかめるのビデオ診療って本当に素晴らしい!と実感。いつもウツで元気がなかった方が、生活のリズムを取り戻され、日当たりの良いリビングでくつろぎながらビデオでお話されるのをみながら、いつのも診察室だけでは、味わえなかったであろう喜びを感じることができました。そして彼女から笑顔で「先生は歌を歌われますか?」と聞かれました。私の歌っているユーチューブビデオを見つけられたらしいです。気に入ってもらえて嬉しいです。

今回のコロナ騒動で、これからはわざわざラッシュアワーを我先にとストレスパンパンになって通院したり、通勤したりする事が減っていくと良いな〜と思っています。ビデオ診療の時代に入ってきたなあと思います。最近のテレメディスン(遠隔でやる医療)は診察もちゃんとサテライトステーションからナースさんを通じて聴診できたるするプログラムもある事ですし、生活や仕事面で起こるべき変化が起こ理、時間にゆとりのある生活がもっとこれを機会に浸透していき、ワークライフバランスが最適化していくと良いなあと思いました。

プライマリケアーや私たちのような専門では遠隔診療ができるのですが、救急の現場のフロントラインではそうは行きません。そんなもっとも危険で重労働の現場で治療に当たっておられる同僚たちの安全を祈ると共に、普段からやっている仕事に加えて、今アメリカ全体で取り組んでいる、もう一つの仕事である、「コロナに罹らない、そしてコロナを広げない」を確実にこなせるように、頑張ろうと思います。




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