呼吸とつながる、大地とつながる

 10時過ぎにスタバをあとにして特急電車に乗って明大前へ。そこから井の頭線で神泉駅へ。11時30分から向江優樹さんのひさしぶりのLAVAでのレッスンに参加するのだ。このレッスンはスケジュール公開になる日、午前3時に目が覚めてしまって、そのまま予約を入れた。その次のレッスンもタイミングを見計らって翌日に予約を入れた。

 優樹さんの久しぶりのレッスンだから、今日の時点で予約待ちが8人~10人になっていた。レッスンを受けることが出来て嬉しい。何より優樹さんに会うことができるのが嬉しい。

 渋谷スタジオの扉を開けて入ると、優樹さんがお迎えしてくれていた。いやー、久しぶり、嬉しい。優樹さん、シュッと引き締まった感じがする。柔軟性を保ったまま筋力がついた感じを受けた。

 この日はかつて、といっても3月まで優樹さんのレッスンでよく見かけていた人たちがたくさん受けに来ていた。みなさん、待っていたんだなぁと思うと、僕と同じ気持ちだろうから、こちらまで嬉しくなってきた。なんだか同窓会みたい。

 今日は「ASANAMANDALA 90」と「母なる大地と繋がる」の二本受講。ASANAMANDALAはこれまで60分バージョンを受けていたけど90分バージョンは初めて。自分と繋がるヨガだったりサイレンスヨガも90分だったけど、どちらも集中した(集中せざるをえない)レッスンだったのであっという間に終わったという印象がある。

 ASANAはポーズ。MANDALAは円とか循環とか。そこから派生して「繋がる」になる。特に今日印象に残ったというか、これから意識したい、つかみたいと思ったのは「呼吸とつながる」ということ。

 これまで「自分とつながる」ということはよく仰っていたけれど、「自分の呼吸とつながる」というのはもしかして初めて聞いたかもしれない。それってどういうことだろうと思いながら、呼吸を感じながら呼吸してみた(ややこしい)。

 呼吸と動きをつなげる。

 呼吸とつながれば、土台となる下半身と上半身がつながる、自分の中にある感覚とつながる、外とつながる、人とつながる。親、ご先祖様。

 いま、ここ、にいるということは、これまで命をつないでくれた両親、祖父母、その先のご先祖様のおかげ。大切ないのち、せっかく授けてくれたいのち、この心と体。だからご先祖様たちは自分が幸せに生きることを願っている。自分がありたいようにある、生きることを望んでいらっしゃる。僕だけの心と体だけど、僕だけの心と体ではない。

 幸せになる責任。

 二本目は「母なる大地と繋がる」ヨガ。レッスンタイトルを見ると、なんだか癒し系(?)と思いつつも、その一方で優樹さんのレッスンなので、大地=グラウンド=グラウンディング=しっかり床をつかむ、押す、踏む→つまりきついんだろうなぁと思ってもいた。

 癒しだけどきついよ。

 「地からエネルギーをもらう」から「力(ちから)」になる。

 とにかくこの60分間、床を踏む、その反作用で床(大地)からエネルギーをもらうことを意識した。そして優樹さんが言うように「(息を)吸うときにエネルギーをもらってそれを受け止める。受け止めたら(息を)吐きながら大地に返す。」

 与えてもらったものは受け止めて、消化して、新たに大地にお返しする。

 自分の体は与えられているもので、いつか必ず大地に帰っていく。

 そんなことを思いだした。そう思ったら、いま、ここ、を味わうことの積み重ねが豊かな人生になるのだろうなと思ったし、感謝に溢れたものになるのだろうなと思った。

 これって、仕事のポジションでもそうだ。いまのポジションを守ろう、キープしようと執着するとよくない。いつでも手放していいものだ。いまのポジションを与えてもらっていることに感謝しつつ、執着しない。

 手放せば入ってくる。その繰り返し。

 久しぶりに「手放す」という言葉を思いだした。ここ3か月くらい、忘れていた気がする。だからちょっときつかったのかな、気持ちが。

 なんだか、懐かしいのと、新しい気づきがあるのと、じんわりと「参加してよかった」と思えた二つのレッスンだった。

 特にシャバーサナから右に寝返りをうって自分を抱きしめているとき、「この時間、幸せ」感を味わえた。

 ありがとうございます。

 そして優樹さんも3月下旬からここまでの3カ月間でいろいろ感じたり考えたりしたことを、このレッスンを通して言語化、非言語化してシェアしてくれたんだろうなと思った。ありがとうございます。

 いい時間でした。

 See You_Ki

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