Karee wo Tsukutte

カレーを作りながらハイデガーの技術論を思う

自然を挑発してかり立てる
質料因としての食材から香り・味・食感を引き出す
これをかり立てる作用因としての私

スパイスの香りは親油性
油に浸して温度を上げていく過程でその香りを解放する

野菜・肉の旨味の秘密は糖分とタンパク質がカラメル化したこげにあるそうな
この反応を促す酵素は高温で破壊されてしまうから低めの温度で時間をかけてやらないとうまくいかない

玉ねぎの皮もパセリの葉も煮ると出汁が出る
じゃがいもの皮も牛乳で温めると香りを写しとることができる

塩分濃度勾配は水分のI/Oを支配する
浸透圧を使って素材間の香り・味・水分の統一・調和を促す

特別な調味料は使わずともスパイスと塩と食材が本来持つWesenだけで

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