似非研究者

前回の自称データサイエンティストに続いて,AIブームに便乗した偽物を見分ける方法について考察してみた.

偽物:
・すぐにシンギュラリティとか言う.

・他の人が作った資料の切り貼りばかりの講演をする.

・よく分からないものをすべてAIと言う.

・元々の専門が全然違う(物理の博士とか).

・補助金の額を自慢したり,(逮捕された)スパコン業者を持ち上げていた.

・この手法(もしくはこの計算機)を使えば,何でも解けると宣伝する.

本物:
・AIとひとくくりにするのではなく,自分の専門領域にこだわった用語を使う.たとえば,統計的機械学習とか数理最適化とか.

・自分で計算して失敗したアイディアも交えて講演する.

・この手法を使えば何でも解けるなど口が裂けても言わない.

・実験結果がコピペではなく,自分で回したもの.

まとめていて気づいたのだが,本物を見分ける基準は難しい.

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