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Geopandas

Pythonの新しいシリーズ本を依頼されたので勉強中なのだが,geopandasというのが面白い.いわゆるGISのためのPythonパッケージなのだが,データ解析の定番のpandasのようにデータフレームで地理的なデータを解析できる.

まずモジュールを読み込む.

import geopandas as gpd

国土交通省データベース

http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-P20.html

の避難所データをもってくる.これはshapeファイルといってGISの基本データだが,geopandasだと直接読める.例として熊本の避難所データを読んでみる.

df = gpd.read_file("kumamoto/P20-12_43.shp")

データフレームと同じように条件でフィルタできる.たとえば,収容できる人数(列名は単なる番号で005が避難数)が500人以上の避難所をプロットすると,上の図が出てくる.

df[ df["P20_005"]>=500 ].plot()

全部で140箇所ある.内閣府のプッシュ方式だと500人以上の避難所に運んだと言われている.ただし,データを調べてみると,収容人数データはほとんどが-1でいわゆる欠損値だ.きちんとデータを整備するとともに,報告書で嘘を書かないようにすることが重要だ.

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