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自分の原点的ななにか

おちこんだりもしたけど、私は元気です。

うまくいかないときは何やってもうまくいかなくて。そうなると自分の目の前のことばっかりしか見れなくなって、自分は一生懸命やってるのにとか変に意地を張ったり、他人に対して無理やりケチをつけたり、…楽しめばよいことも楽しめなくなって。
そういうときって結構ある。

小3のころ、となり町の児童合唱団への誘いが降ってきた。私は両親に入団を懇願し、ベレー帽やセーラー服を身に纏い練習に通うことになった。

初めての練習で歌ったのが『やさしさに包まれたなら』。
皆で奏でる音楽の世界にいるだけで、その世界の一員であることの誇りと喜びで心が熱くなる。


当時、学校では、みんながかわりばんこに嫌がらせやちょっとしたいじめの標的になるというような小学生の女子あるあるのあそびが横行していた。
今時の話題についていけない私はいつもバカにされてい(るとおもってい)た。
それに、“あの子をかばったら私が標的になるからやめておこう…”とか、“いじめられないようにあの子についていこう”とか、自分を正当化しようとすることで、自分をきらいになった。


合唱団の品のいい先生たちはいつも笑顔で私たちを包んでくれる。
そして、そこでの友達とは特別な言葉ではなく歌で心が通じ合い、みんなでひとつの作品をつくりあげる。その感覚は今でも忘れられない心地よさである。

家族以外で私の味方になってくれる人がこんなにも近くにいるんだって。自分は幸せ者なんだって思えた。笑顔になれた。

悲しいことや辛いことがあると、ついそのことばかりに気が行ってしまう。けれど、きっと自分の味方になってくれる人はいるのだから、その人たちを大事にできるよう、一歩引いて世界を見てみようではないか。

そして、いつも笑顔を忘れずにね。

うまくいかないときにはうまくいかない。でもそんなとき、手を差し伸べてくれる人がきっといる。
誰もがどこかで通る道をうまく物語に落とし込んでくれている。そんな、ジブリの『魔女の宅急便』が私は大好きです。

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