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娘の反抗期、でも私から逃げないでいてくれるはなし

私には2人の子どもがいます。

●長女(11歳)
小学6年生 まじめで慎重派 アニメ・二次元ここよなく愛する
内弁慶なので、家では言いたいことをズバズバと言う
その言い方がまたキツイ・・・
親に対する思いは人一倍強く、かまってちゃん
がんがん大きな声で状況構わず歌うので、たまに家族から注意を受ける

●長男(9歳)
小学3年生 こちらもまじめ 曲がったことが大嫌いの堅物
得意分野にはガンガン攻めていくが、うまくできない分野だと全く興味を示さないヘタレなところあり
男子特有の緩いところが多々あるので、母に癒しを与えてくれる
食後とお風呂タイムには9割の頻度で鼻歌を歌う(つまり満たされている時)

そんな2人の母親を私なりに毎日続けているのですが、数々の苦労があり、その分喜びもたくさんある中で、ずっと継続している問題があります。
それは、娘の反抗期です。
小学校入学あたりから徐々に魔の反抗期がやってきて、かれこれ6年間継続しています。

『継続は力なり』
よく言ったものです。
娘の中の反抗力も進級ごとに年々力を増している気がします。
基本的には些細なことで急にイライラスイッチが入るところから始まります。

例えば、今朝あった騒動を例に出すと・・
朝に娘が選んで着ていたズボンが、サイズが小さくなっておりお尻がピチピチで少し恰好悪かったんです。
私「小さくなってきたね。違うズボンに変えたほうがいいかもね。」
(私が別のズボンを渡す)
(膝部分が破れていて縫ったものであった為、娘は縫った後をチェック)
娘「これ、もっと中に押し込んで縫えなかったの?」
私「縫い方が嫌なんやったら違うの履いていいから」
娘「(怒り出して)なんで勝手にそうやって決めるの?ちゃんと人の話聞けや!(鬼の形相)」

これはあくまで一例ですが、毎日似たようなことが起こり、その都度『てめぇ』だの『お前聞けよ』だの、嫌な言葉で攻撃してくるんです。こうなるともう何を言っても反対のことを返してくる娘。
1度キレたらなかなか落ち着いて話ができません。

だがしかし、娘は私が話をやめて退散することも許しません。
『最後まで私を見て!しっかり私に向き合って!』
娘の心の声が鋭い目つきから駄々漏れです。
疲れるんです、娘とのやり取りに疲れるんです・・



でも、、
最後まで付き合うよ。
だってあなたの母だから。
絶対見捨てないよ。


そんな気持ちをできるだけ持って娘の反抗期と接しています。

しっかり娘の目見て、伝えたいことを簡潔に短く言う。
できるだけ『イエス・ノー』で答えてもらう。(娘は返事に考え込む癖があるため)
いつでもあなたに寄りそうよという類のワードも盛り込んで。


この気持ち最初から持てたわけじゃないんです。最初はイライラが止まらず、感情的になったりしていました。
でも、、そりゃうまくいかない。
分かっていてもうまくできない。
まるで私のほうこそ頭でわかっていてても行動に移せない反抗期の幼子みたいでした。
毎回反省の日々で、自己嫌悪でいっぱいでした。

けれど、何度でも立ち向かって(?)反抗してきてくれる娘のおかげで、まさに『継続は力なり』の法則で、私も自分の中で対応の答えを確立させていけたのです。

完全に親とのコミュニケーションを遮断してしまうタイプの子もいるんだろうと思います。だって私がそうだったから。
親が嫌になると、トントントンと2階に上がってシャットアウトしていました。これは親も相当イラついていたと思います。
ごめんね、お母さん。
でも、娘は違うんです。どれだけ反抗してきても、私との対話を求めてきてくれるんです。

そこが私にとって、救われるところです。
攻撃的な言葉の中に、サインを出してきてくれている。
そこを私は絶対につかんではなさないようにしています。

『お母さんは私のことをしっかり見てくれてる。』
そんな感情の割合が増えてきたころ、娘の顔が鬼の形相からふっといつもの顔に戻ります。
その表情になったなら、もう大丈夫。

ひと騒動の後は、必ず反省して素直になる娘。
私の心『あぁ・・疲れた!ビバ終息!』

じゃなくて・・・
『いつでもあなたを受け止めるからね』


今日娘は学校から帰ってきて、私にいつも通りに話しかけてきました。
なんなら機嫌のいいほうかもしれません。
聞くところによると、週末にお友達と地域のお祭りに行く約束をしたのだとか。
これ、朝に私が、誘う行為が苦手な娘にあえて「お友達誘ってみたら?」と声をかけていたことなんです。
『よかったね。自分から誘えたんだ。』
そう思った瞬間、なぜか涙腺が緩んでしまいました。


母になるって感情が揺さぶられることの繰り返し!!
母さん、疲れます (T▽T)



読んでいただきありがとうございます
 何気ない日常の、たわいない時間の、そんな優しさを綴っていきたいです



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