見出し画像

炭素循環農法【初期化作業編】 よく解らないがやってみた

家計を支えたいが、時間が取れない子育て中の主婦。
そんな私が炭素循環農法の

『無農薬・無施肥・無施水・無除草』

で出来るという内容に魅力を感じ、
家事の片手間にやってみよう!と軽い気持ちで調べ始めました。

まずは提唱されている林幸美(はやし ゆきみ)さんのホームページを拝見し同時に図書館で本を借り、他の無農薬、無化学肥料栽培と見比べて見ました。

どうやら炭素循環農法とは、無農薬、無化学肥料の栽培の中でも
微生物を中心ととらえたものの様です。
特に糸状菌を増やす事をメインとし、独自の理論から自然のサイクルを模倣し、野菜を育てているのだと感じました。
微生物の餌になる高炭素のものを畑に入れ、土壌の微生物を増やすことにより結果的に野菜も育つようになる。という農法…。

うむむ…。微生物を中心ととらえる農法は読んだことが有るけれども
この農法は一体…解るような…解らないような…。
簡単なような…難しいような…?


特に頭を抱えてしまったのが、農業経験ありきの文章で書かれていた事。
家庭菜園は、庭先のプランターでプチトマトやオクラを育てた事がある程度でしたので、何度もなじみのない言葉でつまってしまいました。
経験と理解が追いつかず、唸り続ける事1か月。

うん…とりあえずやってみよう…。
やってみて駄目だったとしても、何かの経験にはなるし…うん。


そう思い立ち、2021年の2月半ば。
約50坪の土地を借り、挑戦してみる事に。

土地の事前情報として
①以前、長期的に畑で作物を作っていた人が居た
②1年ほど前返却され、土地の持ち主の方が雑草対策の為、
農薬を全体的に散布していた。
その為、植物が育つかどうか解らない。
というお話を伺っていました。

微生物を増やす農法としては、
事前に農薬が散布されている状況は少々厄介。
農薬の影響を考えると、
恐らく微生物がかなり少ない状態からのスタートになるのではないかと
思いました。
その為、「土の初期化」と書かれている項目を試してみる事にします。

使用するもの
・小さなクワ
・シャベル
・集草バッグ
・熊手
・透明マルチシート
・マルチキーパー 
・枯草、(落ち葉、藁、枯らした雑草など) 

この他、ホームページの項目には直接的に書かれてはいませんでしたが
色々と調べ、もみがらくん炭を枯草と共に投入しました。

やった事 
①枯草を集めます。
②集めておいた枯草(+もみがらくん炭)を、土の上にどばーーっとかけます。(だいたい1㎡に対し1キロほど。多少多くても可)
③それを鍬でごく浅く(深さ5cm位)と混ぜ込みます。
④風に飛ばされないように軽く土をかけ、畝を形成します。
⑤畝に透明マルチをかけ、マルチキーパーで止めます。
⑥マルチの端に土をかけて、混ぜ込んだ枯草と土を密封します。
⑦夏ならば2週間、冬ならば2か月ほど待ちます。

①ワラなどははさみで細かく切り、枯草は事前に踏みつけておきます。
②の段階で枯草は畝の上でアフロの様にもっこもこになります。
収集が付かないので③で軽く土を混ぜつつ畝に乗り、
枯草の容量を小さくするために足で踏みます
④畝…のような何か。
混ぜ込んだ枯草の上に、さら土をかぶせたため、
想像より高畝になってしまいました。
低い畝を作りたいときは事前に畝を作らず始めた方が良さそうです。
⑤⑥あえて土壌を酸欠状態にし、過酷な状況を作る事で土壌を活性化させるという荒業。
しっかりと密封します。

同様の内容で畝を15個ほど作り、4月の初めまで待つことにしました。

ひたすら畝の上で枯草をどばーーーー!
でっかいアフロのような枯草の塊作っては、その上でクワを片手に
ふみふみ、ドンドンとダンシング。
たまに「今何をやってるんです…???」と近隣の人にのぞき込まれ
確かに今何やってるんだろう?????と思いながら
ビニールマルチで密封した畝の塊を作り続けました。

次回、結果編へ。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?