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Blog: 【「ココ・シャネル マドモワゼルプリヴェ展」感想】

Tailor Bijoux👗💎Blog: 2019/10/28
【「ココ・シャネル マドモワゼルプリヴェ展」感想】

今からちょうど110年前に始まったフランスのブランド、ココ・シャネル。
帽子店から始まり、ブティック、香水、宝石に至るまで、当時の古い女性像を打ち壊し、自分色に書き換えて時代を切り拓いた女性としてあまりに有名ですね。

それが日本で展覧会を開けば連日大勢の人(大半は女性)が押し寄せ、目を輝かせて帰っていく。そこに展示されているのは衣服というよりも芸術品に近い、何百、何千のビーズやビジューが縫い込まれたスーツや、むせかえる程の煌びやかなスパンコールで埋め尽くされたオートクチュールドレス。

天王洲アイルという少し交通の手間がかかるところで開かれた展覧会。それなのに女性たちはなぜそこに行くのでしょう?何を見るのでしょう?

ココ・シャネルは孤児院出身ながら歌手を目指した後、諦めて今度は起業。女の武器を使ったりしながらのし上がり、感情むきだしの激しい気性で知られながらも、誰が見ても愛されるブランドを作り上げる。これほどまで「自己主張・クセ強め」で生きた女性はいないでしょう。

現代社会は成熟し、ルールやコンプライアンスに守られ、快適に生きられるのにも関わらず、本質ではおそらくシャネルのように女性らしさの塊のままで、パワフルに生きたいけど生きられない、そんな女性が逆に増えているのかもしれません。

やはり、シャネルはこの先も普遍的な「ウーマン・ドリーム」を描き続けるでしょう。

そう、シャネルはもはや衣服やジュエリーといったモノではなく、「女性の描く完璧な憧れ」という体験を売っているのですね。

ファンシーツイードは言うまでもなく、シャネルの発明です。私もハイクオリティなファンシーツイードをこれから扱っていく中で、巨大過ぎる気もしますが彼女の存在は大きく、無視できません。

そして、なぜ私がメンズ的なスーツではなく、ツイードスーツを取り組んでいきたいのかが、ここにあります。

普遍的なビジネスファッションルールの中堅管理職レベルではメンズのトラディショナルカラーやウェアに合わせたものが多いです。でも、エグゼクティブになると、よりフェミニンさが必要となってきます。知的産業に関わる有能な女性ほど、もちろん頭の中は男女差のない能力を兼ね備えている訳ですが、だからこそ見かけで女性らしい柔らかさや軽やかさを出すと効果的という訳ですね。

日本社会の女性の管理職・起業率は他の先進国に比べて著しく低いと言われていますが、その一つに憧れるロールモデルが少ないと言われています。

夢は大きいですが、高品質から超ハイクオリティのツイードまで、極上のワンピースやセットアップスーツをお仕立て頂き、ビジネスや様々な現場で活躍して頂けるゴージャスな女性を増やしてまいりたいと思っております!

以上、長くなりましたが今日はここまで♪
お読み頂いた方、どうもありがとうございました。

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