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プロセスワーク(組織と人の変容心理学)

なぜ、私が、プロセスワークを学び始めたのか

私が、ポジティブ心理学に加えて、昨年から本格的学び始めているのは、プロセスワーク(プロセス指向心理学)を基軸とした組織開発やコーチング。プロセスワークの理論は、ユング心理学を基盤としながらも、その上に量子力学やら哲学的なタオイズムまで、西洋東洋の叡智がいろいろな包括されているので一言でうまく説明できない自分がもどかしく、本を読んでも私の頭では理解できなかった。でも惹かれて学ぼうと思ったのは、シンプルに「人生をプロセス(流れ)として捉え、変化変容のタイミングで現れ出たことの意味を見出していく」という点で、私のPurpose(人が人生の意味と意義を見つけ、自分の使命のために生きる、生き生きとした社会を創る)ということのヒントになりそうだと思ったことは大きい。

米プロセスワーク研究所元CEOストークボーダー博士(※)オンライン特別講座からの学び

昨年、今年と学んでいるプロセスワーク・コーチングGCI(EMERGEモデル)とは別に、今日は、バランストグロース社主催、米プロセスワーク研究所元CEOストークボーダー博士(※)オンライン特別講座に参加。
(※)スティーブン・ストークボーダー博士: 米国プロセスワーク研究所の元CEO。世界最高のプロセスワーカーの1人であり、プロセスワークのビジネスへの応用の第一人者(組織開発・エグゼクティブコーチング)

以下、忘れないようにメモ。

テーマは「葛藤や対立をファシリテートする、変革のリーダーシップ」 

葛藤や対立に向き合う

 葛藤や対立に向きあうには、そこにあるエネルギーと向き合うことからスタートする。そのためには、最初に自分にスペースを作る。これは日本人的には「心の余裕を持つ」というイメージがしっくりくる。自然や大きな真理に触れて感謝する気持ちが出てくる時などはスペースができている。

自分の立場を守る

博士が「一番最初に大切」と言っていたのは、「自分を信じて自分の立場を守る」そのためには、まずは自分自分自身の内面、Being。頭ではなく、心や身体からの自分の本当の声や感情を聴き、受け止める、発信する(この発信することで自分の身体に現れる感覚を大切にする)

「怒り」はシグナル

「怒り」はシグナル。自分の葛藤は「怒り」から辿っていけることが多い。怒りの先にある感情(不安、寂しさ、喪失感、悲しみ、など)がエッジ(なりたい未来への変容を阻む心理的な壁)と繋がっている。これは、ポジティブ心理学でもレジリエンスを学んだ時に、「怒りから自分の認知を紐解く」ということを学んだのと結びついた。

相手の立場になりきってみる

自分の立場をしっかりと守れる状態で、自分に怒りを感じさせる事象や人を考え、相手の立場になりきってみる。態度、言動、メッセージ。相手の中にはどんな感情が沸き上がるか。相手に対して感じる怒りは自分への怒りであることも多い。自分の中のどんな葛藤を相手に見出して、それを自分自身でワークできるか、それが葛藤の解決につながる。

コンパッション(慈愛)の気持ちで、自分と相手の怒りに向き合う

コンパッション(慈愛)の気持ちで相手と自分に共通する「怒りの素のエネルギーからくるメッセージ」を受け止めてみると、何かメッセージがある。それが葛藤を乗り越えるために重要なメッセージ。

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