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Finale 27 の時間差で見えてきたメリット

<2021年11月1日-追記->

こちらの記事をfinale公式サポートの方がご覧になり、補足事項をいただきましたので、記事冒頭に補足いたします。

日本語版の標準記譜用フォントKousakuはSMuFL対応では
ないので、残念ながらSMuFL記号へのアクセスは簡単ではなく、
若干の手順を要します。これに関して先ほど以下のFAQ記事を
公開いたしましたので、ご必要に応じてご覧いただけると幸いです。

https://support.musicecosystems.jp/hc/ja/articles/4408634191385

迅速かつ丁寧なサポートをしていただきました。この場を借りて、お礼を申し上げます。 / 追記ここまで

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数年に一度のメジャーアップデート。金額的には安くはないのですが、リリース初日の公式アナウンスより数時間早く購入しました。

で、インストールしたものの、いまいち変更点&改善点が見えてこない。とはいえ自分にとって、このソフトウェアの更新は”お布施”のようなもの。ないと困る譜面作成ソフト。できる限り、最新の状態を保ちたいと思います。日本語版だけど。

【一ヶ月して見えてきたメリット】

事前の公式アナウンスにあった、SMuFL(⁠Standard Music Font Layout⁠の略称)が何者なのか分からなかったのですが、最近読んだこちらの記事で理解が進みました。

ようするに、楽譜の世界における共通言語を定義しましょう!という話です。そして、そのための下地になるデータをFinale 27は正式にスタートさせましたよ!ということでした。

【テンプレートの作成】

同じ作業を日々繰り返す場合、自分専用のテンプレート=ひな形を準備するのは、どこの世界でも行われていることだと思います。いちいち、【新規作成】ー【レイアウト】・・・などと整えるのは無駄な時間です。

できる限り、すぐに行うべき作業に取り掛かりたいもの。でないと、やるべきことを忘れてしまいます。

で、今までは、Finale24頃に作成したテンプレートを、時々改修しつつ使っていたのですが、ここで大切なのが前述のSMuFLです。せっかくの新しい機能を使い切れなくなってしまうので、

イチからテンプレート作りだ!

と思ったのですが、先程の記事に対してアンケートと要望をお送りしましたところ、即日サポートの方からお返事をいただきました。迅速すぎてビックリ!でも、とてもありがたく思います。

【テンプレート、もう用意されてました】

膨大な量のテンプレートが、なんと用意済みでした。ここには、SMuFL準拠のフォントやレイアウトも適応済み。あとは、これらをベースに自分の用途にあった形に改修すればいいだけ。なんて、優しい。ただし日本語版のみの特典です。

【ショートカットキーを埋め込もう】

以下の記事も、数年前に読んで、自分のテンプレートに適応させたものでした。これを組み込んでいきます。この辺は自分のための備忘録です。

かなりマニアックな技。なかなか

【マスターツールパレット】

という単語を思い出せなくて、Finaleの過去ブログやTipsを読み返して発見しました。でも、これはめちゃくちゃ便利なので、使わない手はない機能です。ぜひ適応させましょう。むしろ、これも入れておいてくれていいのに...

【まとめ】

・お布施のように更新したFinale27のメリットが見えてきた
・テンプレートを更新しよう
・音楽をする人は楽器の練習と並行して、コミュニケーションとしての譜面作成技術を向上させるべし

チャラン・ポ・ランタンの小春さんの動画は、爆笑しつつも、頑張れ!と応援したくなる内容で、とても貴重な成長記録動画だと思います。今から譜面ソフトに取り掛かる人に、勇気を与える!

ここから始まって、Finale公式のサポート動画になるなんて感動的でしたね!

あなたの生活にお役に立ちましたら、ご協力いただけると幸いです!