見出し画像

オンラインレッスン環境・改善用アイテム

今後も各方面から問い合わせが多そうなので、まとめです。

【2020/05/03追記】まずは今ある環境を手っ取り早く強化するものから紹介します。というのも、オンライン会議もレッスンも、どんなに高級機材を揃えても回線スピードが貧弱であれば無意味です。Zoomで言えば上り下り20Mbps以上が推奨です。速くなって損することはありません。

基本の基です。一度は読みましょう。


無線ネットワーク補強

防音室内や、階が違う場所に置いてある無線ルーター電波範囲を拡張するもの。コンセントタイプがほとんどで、初期設定を済ませば後は放置でOK。

2014年前後のWi-Fiルーターを使用しているような方は、無線ルーターの買い替えもおすすめです。やはり5~6年も経てば技術は進歩しています。
アンテナ数が増えていることと、ビームフォーミング機能があるかどうかでの差もネットワークスピードに影響があるでしょう。
Wi-Fi6規格に対応した機器はまだ少ないですが、今から買い替えをするならば先に投資しておいてもよいかと思います。

Wi-Fi中継機にTP-Linkを紹介したのでルーターも同じメーカーにしましたが、NEC/バッファローでもOKです。ただし、中継機とルーターは同じメーカーにしておくほうが、余計なトラブルを避けることができるでしょう。

自分もそうですが、ネットワーク専門家でない人にとっては、目に見えないところで”ちゃんと繋がってくれている”ことが大事です。そのために、最初に下地固めをするのは長い時間で考えると得策です。

iPhone / iPad の有線LAN化

iPhoneやiPad(ただしiPad ProはUSB-Cなので注意)の端子はLightning と呼ばれる端子形状ですが、若干面倒です。まず上の変換アダプターを通して、以下の変換コネクタをつなぎます。これはPCのUSB-B端子も同様。

画像1

このようなイメージです。黒いケーブルが有線LANです。もう一方の白いケーブルは電源ケーブルですので、充電しながら使用できます。

直接ケーブルをつなぐ有線LAN化によって、防音室や、Wi-Fi強度に影響されない通信環境を作りやすくなります。

iPad Pro やAndroidスマホのUSB-Cから有線LAN接続は上記のもので。ただし、充電はできないので、別途無線充電を使うなど工夫は必要。

防音室や、隙間を通す有線LANの色々

LANケーブルには、様々な規格がありますが、2020年時点ではCAT6を選んでおけば大丈夫です。CAT7,CAT8はオーバースペック。

隙間用LAN
はCAT5なので、CAT6以上のものを使用しても、そのスペックを活かせないかもしれませんが、つながらないということはないので、ご安心ください。このあたりは、後日追記するかも。

【追記】扉を越える構成は注意が必要です。イラストは苦手なのでテキストで。

【ルーター】ーLANケーブルー中継コネクター【扉の隙間LAN】ー中継コネクターLANケーブルーUSB変換コネクター【PC or スマホ or タブレット】

ルーターから、扉一枚を超えるために上記の構成が必要になります。各LANケーブルの長さに注意してください。

気になり始めたら、この辺りでスピードテストもどうぞ ↑

ヘッドフォン・イヤホン

オンライン会議も含めて、1:1の楽器レッスンも、ヘッドフォン・イヤホン類は必須です。新しい時代のマナーとも言えます。

くしゃみとか、咳・ゲップの類は【凶器】となります。昔やっていたゲームの中で、敵モンスターがリアルなゲップの音を出すのがいて、ヘッドフォンで直に聞いた時は、身の毛もよだつ!とはこのことかとなりました。まさかの時にすぐにミュートできるように、練習しておきましょう。

クラブDJも使っている、折りたたみ式で非常に軽量なヘッドフォン。オンライン会議にヘッドセットのマイクは要らないと思います。なのでこちらが長時間かけていても軽さがおすすめ。昔、2つ持っていました。

耳の穴に深く差し込むカナル型は、”鼓膜の近くで音が鳴るのは耐えられない”派には、辛いもの。また、カナル型は慣れも必要なので、自分の声が耳の詰まった状態では話しづらいという方もいるでしょう。こちらはコレ

画像2

なので、耳を塞がないで通話ができることから、普通のイヤホンが合わない人にはおすすめです。

*全て有線のものをセレクトしています。無線(Bluetoothイヤホン)は便利ですが、充電を気にすること以上にオンラインレッスンの場では遅延の原因にもなるので、おすすめできません。

PC、タブレット、スマホまでの距離が、標準のケーブル長で足りない場合は延長ケーブルで補いましょう。

スマホスタンド関連

記事執筆時現在、かなりのものが在庫切れを起こしています。1~2ヶ月かかるものもありますが、今後の参考のためにリストアップします。ここにあるものと違っても類似品で使えそうであれば購入して良いと思います。

カメラ三脚を持っている方ならば、ホルダーだけでOK。サイズは要確認【使用可能なスマートフォンのサイズ:幅56㎜~85㎜,厚さ5.4㎜~10㎜】です。

アップライトピアノのセンターに取り付けて、手元の運指を撮影するのに使う方もいます。高い機材でないので、あれば便利です。

若干足元に不安がありますが、9〜14インチタブレットが取り付けられるので万能です。グランドピアノの高音部側などに置いて、限られたスペースに置きやすいスタンドです。

一番お手軽なスマホスタンド。重量感もあって安定性抜群。よく考えられている設計で、充電ケーブルをつなぎながらも使用できます。

WEBカメラ

このジャンルが本当に在庫皆無です。決して法外な値段で買わないように下調べを怠らないでください。

発売日当日に家電量販店で購入しましたが、当日中に在庫切りになりました。こちらでなくても様々なカメラはありますが、オートフォーカスがついているものを優先して選ぶのが良いと思います。

いまはいくつも並べても、どれも在庫がないので多くは書きませんがロジクールを選んでおくのが無難です。

照明

これは未知の領域です。ですが、ライブには【音響さんと、照明さん】というステージを支える2大お仕事がある理由が分かるのが今の時代の動画事情でしょう。(もちろんそれ以外にも、ライブを支える大事な役割の方が沢山いらっしゃるのは言わずもがな)

外付けコンデンサーマイク(ただしLightning端子に限る)

こちらも現状在庫切れですが、マイク本体の性能もさることながら併用するアプリで好みの設定を作ることができます。参考記事はこちら

半額以下で、音響メーカーのZOOMから外付けマイクも出ていますが、Shure同様、発売は2014年のものなので、最近のiPhoneの内蔵マイクでも十分かもしれません。メリットは、アプリによる細かい音質設定。デメリットは充電しながら使えないこと、でしょう。

オーディオインターフェース

オンラインレッスン時に、カラオケ伴奏を流しながら音声を送る場合、必ず必要になるのがループバック機能付きミキサーです。が、これも品薄です。

いつ在庫が戻るのか分かりませんが、正規の値段は¥17000-ぐらいです。

自分は数年前に必要があって購入していた

これを使っています。コンデンサーマイクも繋がりますし、コンプは二系統、リバーブ類も使えるものが入っています。縦のフェーダーではありませんが、コンパクトな外観になるツマミがかえって良しです。しっかりループバック機能もありますし、回線数も多いので多方面で活躍しています。数千円予算をあげれば、今は購入できるので、あまりにも在庫切れが続いて据え置き型でよいのであればこれもありだとは思います。

PC内部でループバックをソフトウェア上で実現する方法もありますが、あまりPC関連知識がない方にはハードルが高いので、ここでは割愛します。

まとめ

たぶん細々したもので言えば、まだまだあるでしょうけど、思い出したらこちらに追記します。


この記事が参加している募集

あなたの生活にお役に立ちましたら、ご協力いただけると幸いです!