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Stand.FMの林なりのコラボ収録方法
2020年の12月定例化しているStand.FMでの、ライター丘村奈央子さんとのコラボ配信。何度かnoteにも書いておりますが、Stand.FMの機能を使わずに独自の方法でコラボ収録をしています。
2021年の7月の内容はこちら。
丘村さんは横浜。林は大阪。離れた場所ですが、お互いの会話は、ちょっとニッチな会議アプリケーション、around で行っています。
ダウンロードは無料。こちらが公式サイトです。
どういうもの?という解説は上記をどうぞ。
【aroundを選ぶ理由】
・音質がいい
・ノイズリダクションが優秀
・遅延が少ないので会話がスムーズになる
・画面共有もしやすい
という特徴。
【林の収録環境】
使用機材は
・Macbook Air M1(2020)
・motu M4 (オーディオインターフェース)
・コンデンサーマイク(ノイマンTLM102)
・ネット回線は無線LAN接続(有線でなくてもOK)
オーディオインターフェースか、PCへのUSB接続マイクがあれば十分です。
Loopbackを購入しました。Macでループバックを行う無料の手段はありますが、どれも結局不安定なので課金です。何かと便利に使えるので、これは買いです。詳しい解説はこちらをどうぞ。
同じ会社のAUDIO HIJACKは、DTM用のPlug inをたくさん持っている人は、便利そうです。Loopbackと一緒に買うほうがお得(自分もそれをすればよかったけど、知らなかった...)
Zoomなどの会議アプリに、音声ノイズ除去のiZotope RX 8とかを中継することができるようになるんですよね。ま、いずれ買うことにします。
で、こちらがLoopbackのセッティング。M4というのがオーディオインターフェースです。
録音用のDAWはLogic Proで、コラボ収録用のテンプレートを作っています。
丘村さんの音声は、Track3-4(ステレオである必要はないですね)
林のマイクは Track1
モニタリングは、Macbook Airの外部ヘッドフォン端子にShureのイヤホンを指しています。
ポイントは、自分の声はモニターしないように設定すること。遅延してダブって聴こえるので話しづらくなります。
BGMを流しながら収録することに挑戦していた時期もありましたが、なくても円滑に話すことができるので、無音です。
【収録方法】
DAWソフトLogicのオーディオ設定で、入力デバイスを先程のLoopbackで作成した”Around”を指定します。こうすることで、Aroundで聞こえてくるゲストスピーカーの音声がLogicで録音できるようになります。あとは、レコーディングボタンを押せばOK。
話すトークテーマごとに、録音を停止させておくと、後々の編集が楽です。
【音声編集とBGM付け】
Aroundを通して収録したゲストスピーカー(ここでは丘村さん)の声は、すでにノイズリダクションが施された状態ですので、手を付けません。ボリュームの微調整をするぐらいです。
自分自身の声は、周囲のノイズを拾っていたり、リップノイズが乗った状態なので、iZotopeのRX 8でノイズリダクションをしていきます。このあたりは割愛。
テーマごとにマーカーツールでタイトルを付けておくと楽。全体的なEQ処理をして、BGMとミックスしてオーディオファイルとして書き出しておきます。
丘村さんのチャンネルと分けてUPするので、自分用はBGM有り。丘村さんにお渡しするのはBGMなしで、それぞれでBGMを付けて編集するようにしています。書き出す時は、AIFFで劣化なしの状態にします。
通常の収録ファイルを作成して、先程のコラボ2mixファイルを貼り付けます。明るい紫が2mixファイルです。
冒頭の挨拶を録音して、紫が終わったところから、エンディングを収録。
繋がりの部分を、丘村さんは
シャン♪
という効果音を入れていますが、僕はそのままですね。そんな風にして作った、2021年7月のコラボ収録はこちらからどうぞ。
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