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【Day 13】 歌うから、聴いてほしいんだ


写真を、何度も断られた。


ねこ氏に。。。


警戒される。懐かれない。


個人的な目的で近づいてきて、餌をくれるわけではない。


しかし。諦めずに、ニヤニヤしながら何度も離れたり近づいたりを繰り返してたら、ついに観念をされたのか、ただ眠たかっただけなのか、『ったく、しょうがねぇな、もう。』ていう顔をしながら、このようなポージングを、とってくださった。



昨日、『音楽』は、『火』のようだと書いた。


今日は、なんだかモヤモヤしながら、過ごしていた。

音楽について、自分が『これをしたい!』という強い想いが、ない。だけど、2020年中にライブをしたい気持ちはある。ギターを弾くのも歌うのも、やりたい。曲だって、つくりたい。だけど、いま何をしたらいいのかが、わからない。

何もしてないわけじゃないけど、何をしてもどこか違和感があって。いったいどうするんだ、わたしは!という気持ちが、見過ごせないくらい、大きくなってきていた。


『時間』の影響もあった。


だけど、考えても、ずぇんっっずぇんわからないから、と諦めようとしたときに、ずっとやりたくてやっていなかったことを、ふと思い出した。

今日は、それを実行した。


それは、『楽譜を書き直す』ことだ。



わたしには、自分で作詞作曲をした曲が、5曲ある。いずれも、昨年の12月〜1月上旬くらいまでにつくったもので、それ以降は、曲をつくってない。

自分の歌ができたときは、すっごく嬉しかった。でも、時が経つにつれて、だんだん歌わなくなっていった。自分でも、なぜだかよくわからないけど、自分の曲を、あんまり歌いたいと思わなくなっていた。新しい曲も、つくらなかった。


それが、数ヶ月経って、岡山に帰ってきたことをきっかけに、また、自分の曲を歌うようになった。

だけど、それも、最初から歌いたいと思ったわけじゃない。『新しい曲をつくりたい』というのが先だった。とにかく、変わりたい、挑戦したい気持ちが強くて、なにか新しくかたちにしたいな、という想いがあった。

その気になれば、メロディや詞は、実は、たくさん浮かんでくる。だけど、それを曲にすることが、できなかった。気持ちはあるのにかたちにできないことが、めちゃくちゃもどかしかった。積木でお城を建てようとして、いいところまでいったら崩れてしまう。それを繰り返してしまっているような。毎回それだと、だんだん、嫌になってくる。


そうして、行き詰まったときに。気づいたら、また、自分の歌を歌うようになってていた。


実は、それらの曲には、ちゃんとした楽譜がなかった。曲ををつくるときに、そのときの感覚で、歌詞やコード進行、音の上がり下がりや抑揚などを、全部一緒くたに、殴り書きで、ノートに書いていた。きたない字で、わたしにしかわからない、ぐちゃぐちゃなメモみたいな状態。歌詞もコードも、完璧に覚えるつもりがなくて、演奏するときは、毎回それを見ながら歌っていた。

それが、なんとなく心地悪くて、気になりつつも、別にわかるからいいやって、ずっとそのままにしていた。


それを、今日、新しいノートに、もう一度、綺麗に書き写した。


たった、それだけのことだった。

そう思って、ずっと先延ばしにしてきたこと。だけど、一文字一文字を丁寧に書き写しながら、それが、わたしにとって、本当はすごく大切なことだったんだと、わかった。



傷を、引きずっていた。



人前で歌ったときに、まわりから返ってきた反応。言葉。態度。それで、悲しい想いを、した。正直な反応をしてくれてありがたいな、という気持ちがあった。それは、本当に感じていた。だけど、弱い自分を見たくなかったわたしは、もうひとつの大事な想いを、閉じ込めた。


悲しかったんだ、すごく。


歌うのが、こわい。わたしの声。わたしの言葉。わたしのメロディ。わたしの歌。わたしの表情。わたしの動き。わたしの感情。奏でる音。

わたしの、存在。

どれかが、どれもが、誰かに不快な想いをさせるんじゃないか。

こわくて、しかたない。


実は、誰かに嫌な想いをさせたくなかったわけじゃない。本音は、自分が傷つきたくなかった。


悲しい記憶。

それは、まわりからの誰かから傷つけられたものじゃなかった。わたしが、自分自身へ抱く嫌悪感、罪悪感、そのものだった。


わたしは、『好き』じゃなかったんだと思う。何が、とかじゃなくて、わたしがつくった曲も、それを歌う自分も、言葉も、声も、表情も、存在も。

自分にまつわるすべてを、どこかで、ずっと忌み嫌っていた。


感じた痛さを、いまでも、なんとなく思い出せた。



ぐちゃぐちゃなノートと一緒に、どさくさに紛らせて、あやふやにしていたこと。


わたしは、確かめなきゃいけなかった。自分自身に。


それじゃあ、もう、歌わないのか・・・?



答えは、『NO』だった。


NO。また、歌いたい。


聴いてほしい。



もう一度、聴いてほしい。


そう、想った。



『傷』を、しっかりと、見た。

痛さを、思い出すことはできた。

だけど、それは、もう、いまここにはなかった。


過去。


いまは。


わたしは、自分を信じたい。

もう一度、いまの自分で、歌いたい。


大切な人に、聴いてほしい。

みんなに、もっと聴いてほしい。


知ってほしい。

わたしのことを。


わたしでしか、ない。

過去に起きたことは、消えない。

だからこそ。

それも、全部をひっくるめた、『いまの自分』を見てほしい。


一緒に、生きてほしい。



だから、いま、歌うしかないんだよな。


もう一度。




あたらしい楽譜を見ながら、弾いて歌ってみたら。

めっっっちゃ、歌いやすくて、弾きやすくて、気持ちよかった!!!

そりゃ、そうだ・・・!笑


嬉しい。


わたしのからだの、今まで届いたことがない場所に、音が響いた。



ひとつひとつの音を、丁寧に、それでいて、透きとおっているように流れるように、奏でたいと思う。



🔥挑戦中🔥


🌊実験中🌊


🐣YouTube🐥



あなたという神と、わたしという神へ、ありがとう♡