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認印が印鑑じゃないといけない理由って?

税務署に書類を提出しようと思って、半休まで取って出向いて行ったのに、普段の生活で印鑑をほとんど使わない私は、すっかり持参するのを忘れて、出直しとなってしまいました。もちろん、窓口でごねたりすることもなく、素直に

あ、忘れちゃいました…そおですね、出直します。

って言って大人しく帰ってきました。あ、いや、本当は、駅前の印鑑を置いている本屋さんまで買いに行ったんですが、ちょうどあ行でも私の苗字だけが売り切れていたので、大人しく諦めて帰ってきました。

で、ふと思ったんですよね…

認印って、なんで印鑑じゃないとダメなんだろう?って。署名やサインで済ませれないものなのかな、って。もちろん、お役所はそんなルールを緩和するようなこと、できないのは分かります。1人容認しちゃうと全部OKにしないとならなくなりますし、長い歴史で決まっていたこと、そんな簡単に変えれないってのも。

でも、やっぱりいつかこれって無くせないものなのかな、、って。

そもそも認印とは?

認印;個人が日常生活上使用する印鑑で、印鑑登録をしてある印鑑以外のもの
(Source:法律関連用語集)

そして、認印を押す意味とは?
「はい、確認しました」
「はい、承認します」
「はい、同意します」
…と、いったような時に押したりしている気がします。

今日たまたま私の苗字は売り切れていましたが、誰でも買えちゃうものですし、法的な効力もないものです。そんなものが、確認や了承をするときに、どうして必ず押さないといけないものとして扱われているのでしょうか?

サインや署名(苗字書いて◯ってするのも含め)とどんな違いがあるのでしょう。

認印がどの印鑑もこの世に2つと同じ物が無くて、ってことならまだしも、大量生産されているもので同じ印影のものが世の中にある限り、厳密にはその人が押印したって証拠にもならないですよね。

素人考えですが、サインの方が、筆跡鑑定とかで証明できるから、まだ有効な気がして気になってしまっております。

在宅勤務推奨が続き、ハンコのために会社に行かないといけない人たちが4月頃クローズアップされていました。法務や経理といった部署では、外資企業ですら、日本法人においては長らく押印や原本が必要とされてきていました。今回、一気にデジタル署名ツールの導入が進んだ会社も多いかと思います。

今日は、政府と企業がタッグを組んで、請求書の完全デジタル化プロジェクトをキックするといったニュースが流れてきました。

意味のないルール、歴史的決まり、そういうものだからってだけなら、お役所ペーパーワークに必要な認印の押印、これも簡素化してほしいです。

私の書類、必要箇所にさっき認印の押印をちゃんと済ませたので、明日出直しで早朝のうちに提出に行ってこよう…




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