生きることと死ぬことと
本 「だから、もう眠らせてほしい」
表題になっている「だから」という言葉に思いのすべてが詰まっているとまず感じた。それは怒りでもあり、残念な気持ちでもあり、何とも処理できぬ自分の中でモヤモヤしている感情。結果のでないものへの諦めにも似たものとでもいうのか‥。それをどこにぶつければいいのか、どこに言えば自分の思いは叶えられるのか、出口がみつからない悔しさ、惨めな思い。それは”生”への執着でもあり、”生”への諦めるしかない現実との折り合いでもあるのか。
安楽死は生きるというこ