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昭和な女 最終回〜上巻〜

こんにちわ。美人眉クリエイター大平美樹です。

長い長いと思っていた「バリバリ昭和の営業」もラスト2回!!営業未経験の私がただただ負けず嫌いだけで体当たりして、泣いて、笑って、色々な事に気付いていきます。。。

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【バリバリ昭和の営業〜最終回上巻〜】
これまでのあらすじ
…テレアポの実践的ロープレを重ねた結果、来週再来週のスケジュールがどうにか埋まった私は『本当に必要な方に確実に届ける。そうではない方は深追いしない』つまり『お客様を選ぶ』事を感じていた。
そして週明けいよいよ営業に行く事になり。。。
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月曜日の朝が来た


私は都内の私鉄沿線に駅にいた
バッグには小さな録音機を忍ばせている
他には申込書一式や自分で作った記入例シート
お得意の説明資料だってある


大丈夫

大丈夫

小さく呟いて 自分を励ました


商店街を抜けて坂道を降ると
アポ先の動物病院はあった


ドアに手をかけ。。あっ!録音機!!
忘れるところだった 慌ててスタートボタンを押す


ドアを開ける


『おはようございます。
 ◯時にお約束頂戴しました△△と申します!』
中にはまだ患者さんがいない
『はーい』
中から出てこられたのは女性の先生だった


『どうぞ、こちらへ』
診察室に通される
診察台をはさんで院長先生と向かいあう
動物病院の場合、商談場所は診察室だ
診察台にお茶を出して頂く事もある


『動物病院あるある』だ


私の説明を丁寧に頷いて頂き
『嬉しいわ、困っていたのよ』と院長先生


つい先日税理士さんとクレジットカード手数料が
安くならないか話していたそうだ


良かった。困っている方に届いた


クレジットカードのご利用状況や
実際にお会計の時、どう使うか等 
現状をしっかりヒヤリングを行った
これだけのカード利用があったら
手数料下がると助かるだろうな。。。


ご契約のご意志を頂いたので
申込書一式をお渡しする
もちろんわかりやすい記入例シートも一緒だ


次回伺う日程を調整して
笑顔で 動物病院を後にした


やっぱりお客様の喜ぶ顔は素直に嬉しかった


1件獲得!イエイ!
小さくガッツポーズをした


今度は降ってきた坂道を上がり
駅に向かう私の足取りはとっても軽く
豆だらけの足に羽が生えたみたいだった
。。。


最終回〜下巻〜 へ続く


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