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独立愚連隊 西へ
これが噂の喜八反戦ウエスタンか。
とにかく面白い。
加山雄三初主演。
御殿場が撮影現場とは思えないほど支那大陸っぽい。北支戦線で支那軍のスパイに加山雄三が言う。
「自分は鳥取の高級農林出身で…」
あ、郷土愛か? (岡本喜八は鳥取県出身)
軍旗を取り戻すために命を賭す独立愚連隊。
カットの切り替えが素晴らしい。庵野監督が「エヴァンゲリオン」にそのリズムに影響され、取り入れたと言うだけはある。
前作の「独立愚連隊」が映画ヒョーロンカに
「中国共産軍をセンメツする。その扱いはアメリカ西部劇におけるインディアンである。日本映画の新人中のホープと言われる監督が、こんな映画を作って平然としていられる。正直言って苦痛と恐怖とに身の毛がよだつ」
とホントに身の毛がよだつ、たんだな!と詰問したくなるが、酷評されたことに腹を立て、この「独立愚連隊西へ」では死者が二人ほど。
特筆すべきは「独立愚連隊行軍歌」。
ポップで一度聴いたら脳裡にこびりつき、今も脳内を駆け巡る。喜八監督作詞の歌詞もシンプルながらこの才能はやはり監督か、と素晴らしい。
イーアルサンスー、ウエイ!
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