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想いが伝わったハナノチカラ

先日、福岡県福岡市にある
旧福岡公会堂貴賓館にて花のイベントを行いました。
福岡県産の植物を使用した室内装花、
花育キッズによるフラワーアレンジメント、
フラワーマルシェ、デモンストレーション。




コンセプトは、 #ハナノチカラ
コロナ禍になり、半年が経つ。
生活様式が変わりゆく中で、
会いたい人になかなか会えない。
行きたいところへまだ行けそうにない。
そんな気持ちを少しでも癒せたら、
これを機に誰かの新しい出発点になれたら、
その一歩を花でお手伝いしたい。
そんな気持ちの詰まったコンセプトです。




11月13日の施工日から、
14日.15日の公開日まで3日間、
植物と一番近い距離で触れ、没頭した。


他部署で、離れた地域の私が上司に直談判してこのイベントに参加したのには理由がある。

花のある世界に興味を持ったのは、このとき
それから、あの時みた花が咲いていた庭を作った石原和幸デザイン研究所を調べたり、西部造園の公園指定管理のインターンに行ったりしたのは、学生のとき。
そこで、細部までこだわって完璧に作った庭か、誰でも入れて癒される公園の花壇の花で悩んだ。
そのタイミングで、ハウステンボスの世界ガーデンフラワーショー2017の石原チームとして参加し、チームで1から庭を造る楽しさを知った。毎日が楽しすぎて、職人さんたちが大好きで、最終日終わりたくなくて号泣した。
その翌日、ショーの室内空間装花を観た。
この時、空間装花を観るのが初めてで、圧巻された。特に、ゲイリーク・クォさんの作品の世界観に惹かれて、空間装花の世界に行こうと決めた。
そして、教育学科だったことから、4年生の11月に教育実習へ行った。そこで、合唱コンクール前にトラブルが起き、多感な時期の生徒を前に何も出来ない無力さを感じ、私みたいに花の選択肢があれば、、、と思い、情操教育である花育にも興味を持った。
それらができるのが、私が今いる会社で、今回のイベントは全部網羅しているから、繋がった今、参加して何かを体感したかった。




空間装花で、
来館者の皆様の笑顔が凄く嬉しかった。
私と話してくださった方々が、より一層、植物に関心を持ってくださった事が嬉しかった。
「植物の事、詳しくはわからないけど、あなたがワクワクして、キラキラしてて、楽しそうで、装飾がより素敵に見えるわ。本当に好きなのね。」って言われて嬉しかった。


身近な福岡県に、こんなに素敵な植物がある。



素敵な生産者さんがいる。

生産者さんが試行錯誤を繰り返し、愛情をたっぷり注いだ植物を、かなりフレッシュな状態でお客様に届け、目の前で喜んでくれる。タイムラグがほぼない環境が幸せだった。





そして、花育キッズのフラワーアレンジメント教室では、「3時になったらお花にお水あげるの」と命の大切さが伝わった子・小学生の女の子が5歳の子の花瓶からお花を取ってあげた事から仲良くなった子・レッドフォックスが気に入って1本多く入れた子・ブルーアイスやバジルの香りを気に入ってくれた子・レッスン時間が終わった後も熱心に納得がいくまで作ってくれた子、フラワーコミュニケーションが生まれる瞬間や五感が喜ぶ感覚が伝わった瞬間、学校の決まった時間では伸ばしきれない才能が開花した瞬間、これらを目の当たりして、この機会をもっと増やしたいと強く思った。
と同時に、保護者の方に言葉や想いが届けれないと、子どもたちも継続して植物に関心が向けれないから、やっぱり親子花育、大人の花育もかなり重要になる事も感じた。


レッスン終了後、細部までこだわって綺麗に仕上げた子

花育アレンジメントでガーベラの挿し方のコツを説明しているところ







「デザイナーになりたいの?」
入社2年目で、これまでも何回も先輩や上司から質問してもらってた。(それによってキャリアや部署が変わるから)
目立ちたがり屋で、なんかデザイナーってだけでカッコいいからなりたいな〜くらいで、
挑戦する事も好きだから、デザイナー応募系はとりあえず応募する感じで、
正直、ずっとわからなかった。

ただ、今回、生産者さんの想い、支援してくださってる方々の想いを含めて、花の魅力を伝える人になりたい。そのために、説得力を増すために、より多くの方々に届ける為にもデザイナーの実力が必要だとデザイナーと3日間一緒に仕事をして感じた。
花の魅力を伝えることだけがデザイナーでない事もわかっているけれど、私はこの想いを主軸にこれからも動いて行く。

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