【マルチ・ポテンシャライト-好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法-】エミリー・ワプニック
マルチ・ポテンシャライトとは
マルチ・ポテンシャライトとは、著者エミリーの造語で
マルチ・・・多くの
ポテンシャル・・・潜在能力を持つ
アイト・・・人
という意味を持っています。
マルチ・ポテンシャライトでも人によって興味の持ち方が異なり、おもに2つのタイプに分かれます。
同時進行で多くのものに興味を持つ人
1度に1つのものに興味を持ち、気が済むと次にいく人
両極端な人もいれば、どちらかの傾向に寄っている人もいるようです。ただ、マルチ・ポテンシャライトであるがゆえの課題も。
仕事
生産性
自尊心
本書はこれらについても掘り下げています。
マルチ・ポテンシャライトの4モデル
マルチ・ポテンシャライトは4つのモデルに分けられます。
グループハグ・アプローチ … 多面的な仕事に携わることで、1つの職場で色々な分野を行き来できる。
スラッシュ・アプローチ … パートタイムなどの仕事を掛け持ちして、日常的に飛び回る。
アインシュタイン・アプローチ … フルタイムの仕事をして安定した収入を得ながら、ほかの情熱を注ぐ物事に時間とエネルギーを使う。
フェニックス・アプローチ … 1つの業界で数ヶ月、または数年働いた後、全く新しい業界でスタートする。
どれか1つに絞る必要はなく、変化する人もいれば、いくつかが組み合わさる人もいます。パートで働いていた今までの私は、「フェニックス・アプローチ」っぽいかなと感じました。
WEBライターとして活動している今は、「グループハグ・アプローチ」のような気がします。WEBライターという1つの仕事で、さまざまなジャンルに携われているから。
マルチ・ポテンシャライトが抱くネガティブな感情
世の中は、1つのことを突き詰める「スペシャリスト」を望む傾向があります。そのためマルチ・ポテンシャライトは理解されにくい性質です。
本書では、多くのマルチ・ポテンシャライトが抱くであろう代表的な4つの不安に対処する方法も紹介してくれています。
アイデンティティの不安
初心者を経験する不安
一流になれない不安
詐欺師症候群
この本を読んで浮かんだ言葉は「自由」
自分をマルチ・ポテンシャライトだと位置づけたからといって、周囲の理解がすぐに変わるわけではありません。でも、世の中には同じような人がいてもっと自由に、好きなように生きていいんだと感じました。
1つのことを長く続けている人は素晴らしいけれど、自分と比較する必要はない。色々なものに興味を持って行動力を発揮し、挑戦していく自分をもっと褒めてあげてもいいのかもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございます。興味を持ってくれたことに感謝!