見出し画像

気合い

ここのところ、仕事へのモチベーションどころか休みの日に家が出るのも億劫になっている。今までも時々、同様のことがあった。その都度、「これは気合いの問題だ」と歯を食いしばって生きてきたように思う。バブルが崩壊した直後の就職難の時代を生きていた私たちの世代には、気合で生きてきた人が意外に多いのかもしれない。「病は気から」と体調も気合でなんとか乗り切ってきたように思う。

時代は移り変わっても、気合がたりないから動けないと言っている私は、さすがにバカだなぁと思う。仕事も家事も休んでいいのにね。
でも、たぶんこうやって生きていくのだろうと思う。残りの余生も。
今更、変えられない。もちろん、家庭にも職場でもそんな生き方、だれにもおすすめしないけれど。

夫婦だから親子だから家族だから、こうあらねばならないということはない。恋愛に形なんでないし、友人も然り。それぞれの人生をそれぞれの思いを抱えて生きていることに他人の評価など必要ないだろう。
そんな小説を読んだ。
人生は、みんな違ってていいとか、そんな簡単な言葉で表現できるものじゃない。言葉にできない思いもたくさんある。人生はけっこう残酷だから。

先日書店で、とある番組で紹介されていたヨシタケシンスケさんの絵本を手にとってみた。あー、いいんだ。私はこれで。と思った。うまく言葉にできないけれど。

さぁ、明日も気合をいれて、出勤しよう。